#アート #プロフェッショナル #新たな挑戦
SEARCH

想いをカタチにするグラフィックデザイナーの流儀とは

注目のひと

2021.11.24

  • facebook
  • twitter
  • LINE

【株式会社フレーム】企業やブランドの想いをカタチにする「ロゴの人」フレームの石川さん。ロゴ制作に留まらない幅広い活躍で新潟の最先端を走り続けます。数々の作品を生む原動力とは。

15年で500点以上が採用された「ロゴの人」

新潟市のデザイン会社「株式会社フレーム」の代表取締役・石川竜太さん、45歳。15年前に会社を立ち上げ、企業やお店、パッケージなどにデザインされた文字を生むいわば「ロゴの人」です。

新潟県内を中心に活動し、これまで採用されたロゴはなんと500以上!15年間毎月2つ以上のロゴを生んでいる計算になります。
誰もが知っているお馴染みの商品パッケージや企業のロゴを数多く手がけてきた石川さん。2017年には世界的なパッケージデザインコンペティション「ペントアワード」でプラチナ賞を受賞するなど、まさに世界からも認められた、最先端を走り続けるグラフィックデザイナーです。

石川さんのロゴの中をクイズとともにご紹介。こちらのウサギの形をしたかわいらしいロゴ、何かわかりますか?
そう、デンタルクリニックのロゴなのですが...石川さんは「患者さんのお話をしっかりと聞いた上で治療に当たるということを信条とされている歯科医院さんということで、大きな耳がお話を聞く、というイメージを足していきました」との事。

かわいらしいだけでなく、しっかりとクリニック側の想いが込められているんです!
こちらは食器を扱う「大橋洋食器」さんのロゴ。こちらはある漢字一文字から生まれたという事なのですが...

「『器』です。器という漢字はお皿が4つ並んでいるように見えました。4人がテーブルで食事をしている風景に見えて、その真ん中に『大』という文字があった。『食卓の真ん中に大橋さんはいらっしゃったんだ』と気づいて、そこから『テーブルに輝きを』というコンセプトを立ててこういうロゴを作りました」

「ロゴに想いを込めたい」と石川さんは依頼主が企業活動やブランドを運営していく上での思いをいかに吸い上げられるかを大切にしているのだそうです。

依頼主の熱い想いをカタチに。時には重圧も

石川さんは「ホントに変えるんですかってドキドキしながらお手伝いをして、実際にこれが店頭に並ぶまでの間も、あの(麒麟山) 伝辛のラベルを変えた悪いやつみたいに思われたどうしようかって本当に思っていました」とおっしゃられていました。
そしてこのロゴも実は石川さんの作品!5年前にリニューアルしたTeNY「夕方ワイド新潟一番」の番組ロゴです。

「色々な声を反映されるべきだという想いでマークの中にフキダシをデザイン。皆さんの声をしっかりと聞き取って、自分たちが発信するという意味もありますが、一番をフキダシの中に入れたのは、それを見ている新潟県民の皆様が新潟って一番だねって番組を見ることで新潟の良さを知っていただくみたいなところも感じてもらえたらいいなと思って。」

こちらも想いがきちんと具現化されていたんです。

ロゴだけに留まらない活躍の幅

石川さんの活躍の場はロゴだけにとどまりません。かわいらしいこども園のロゴを手掛けた際、石川さんはロゴ単体ではなくこども園全体をイメージうするネーミングの提案からはじめました。
園児たちのTシャツや制服、小物にいたるまで、ブランディングは細部にいたります。実際にこども園を訪ねてみると…
まず目に入るのが園のシンボルにもなっている玄関口の仕掛け時計。そしてTシャツを着て駆け回る園児たちの姿。園全体に石川さんが手がけたロゴがあふれ、園児からは「ポヨンちゃん」と呼ばれていました。
原点ともいえる彼のデザイン力は、若かりし頃に実践していた あることで磨かれました。キーワードは「毎日ロゴ」。

ヒットを量産を支えるデザイナーとしての「原点」

石川さんが無名だった当時、目指していたのは、企業やブランドの根幹に関われるロゴのデザイナー。デザイン力を磨き、「ロゴの人」として認知してもらうため、365日毎日ロゴを制作し、ブログにアップしたのです。それをまとめたのがこちらの書籍。
自ら課した毎日のルールは、まずはその日が何の日かを調べ、そのデザインを30分以内に作るということ。例えば5月20日は「ローマ字の日」。アルファベットを駆使したロゴを作っていました。
「どの仕事でもいえることだと思うんですけど、たくさんやったことって身についてくるし、間違いなくクオリティーとして上がってくるというのが実体験です。あいつが作ってくれたものが俺にばっちりあって最高だ、と思って使ってくれるが一番うれしいですよね。」
デザインの1000本ノックで培った「ロゴのチカラ」。正真正銘の「ロゴの人」は、日々新たな世界をデザインしているのです。

取材先の情報

■取材先
株式会社フレーム

■住所
〒950-0088 新潟市中央区万代3丁目3-27 DNビル2F

■電話番号
025-255-1655

■HP
http://frame-d.jp/
40 件
〈 1 / 1 〉

RELATED