柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票の条例案をめぐり花角知事が「意見」を付けて議会に提出します。花角知事は明確な賛否を示さずに「二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できない」などと意見をつける方針であることがわかりました。
柏崎刈羽原発の再稼働の是非をめぐっては、市民団体が県民投票の実施を求める条例の制定を知事に直接請求しています。
条例案には花角知事の「意見」をつけて議会に提出することになります。
その「意見」について花角知事は「意義を大変重く受け止める」とした上で「二者択一の選択肢では県民の多様な意見を把握できない」などと明確な賛否を示さないことが関係者への取材でわかりました。
〈花角知事〉
「県民の意見はたぶんグラデーション、多様だと思うんですけど、それが〇×だけでは得られる情報が少ないですよね」
7日、県の担当者から知事の「意見」について説明を受けた県議は。
〈自民党 岩村良一県議〉
「細かい部分の意見もありましょうから、それらも含めて質問にして16日からの議会に備えていく」
県民投票の条例案が審議される県議会の臨時会は4月16日から3日間の日程で行われます。