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最終回「新潟の清酒は淡麗辛口?」|【R20ここだけの話】気になる日本酒、語らせて

【R20ここだけの話】~気になる日本酒、語らせて~

2023.04.23

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知る人ぞ知る新潟の銘酒について、元日本酒翻訳家が独断で選び、語るコーナー。突然ですが、今回最終回でございます。掲載にご協力いただきました酒造の皆様、私の好みにお付き合いくださった読者の皆様。ありがとうございました!

突然のご報告です。

はい、今回最終回でございます。

なんの告知もなく、突然のご報告になり、冷や汗ダラダラです。

あ、わたしが変態ゆえに打ち切りになった…
わけではない
ので、そこはご安心ください!!

まだまだ、ご紹介したいお酒がたくさんあるのですが、

様々な酒造様のお話しを聞くうちに、
もっと深く日本酒のことを勉強したい。

勉強したことを生かして、
新潟に訪れる県外、いえ、国の隔たりなく、
日本酒に興味を持ってくださった全ての方々が、
その人にとっての「推し酒」と出逢えるように。
日本酒案内人としての役割を全うしたい

という悩みを運営チームと相談したうえでの穏便な最終回です

このコーナーの馴れ初め

実は、日本酒のコラム書く前まで、ロシア語の翻訳を細々としておりました。
*バブーシュカ直伝の家庭料理や、恋愛小説など、かなり穏やかな分野でした。
*ロシア語で「おばあちゃん」

2022年に入ってから早々、
カザフスタンの動乱、ロシアによるウクライナへの侵攻など、
食文化よりも戦争関連の翻訳が主流になってしまいました。

心が締め付けられるような気持ちで原文を読み、
できる限り感情を抑えて、平坦な表現の日本語に置き換える。

美味しいものを楽しく訳したい自分には
とても苦痛でした。

そんな時期に、たまたまお店で居合わせた方から
「日本酒好きだったら、ぜひここでコラム書いてみませんか?」
とお声がけいただいたのがきっかけでした。

せっかくなら『推し』を紹介したい

また、美味しいものを伝える文章に携われる。
とワクワクする一方、
自分で原文を創る側になったのは、
学生時代に広報委員だった時以来。

読む人が楽しいものって何だろう。
ヒントは友人G子による「BL本」の布教活動でした

性別を超えた愛がいかに至高なのかを熱く語る彼女。
内容についていけなくとも、その熱に圧倒される私。
「とりあえず手に取ってみようか。」という気持ちにはなりました。
(G子ごめん、私にはまだ早い世界でした。)

知識や技術のすごさも大事だけど、私の推し酒を布教する。
まずは「ここが好きなんだ!」という気持ちをお伝えするものでありたい。
もちろん20歳未満お断りの記事で。

「R20ここだけの話~気になる日本酒、語らせて~」
タイトル誕生でございます。

新潟の日本酒は「淡麗辛口」なのか?

私の話になってしまいましたが、
おかげさまでいろんな新潟の日本酒に出会い、
新潟県内の酒造の皆様の酒造りにこめた想いを知り、
時には飲んで美味しかったお酒の話に全振りし、

そこで改めて思うことがあります。
新潟県の日本酒って、淡麗辛口なの?

新潟清酒、新参者の私ですら
「こんなにいろんな味があるのか。え、しかも季節ごとに味の雰囲気全然違うところもあるじゃない!」
と感じています。

特に、「お米」と「お水」へのこだわりが半端ない。

新潟県は広く、各地域でお酒の特徴は少しずつ違うかもしれません。
それにしても、
湧水ってこんなに頻繁に出会えるものだっけ?
とお水の感覚がバグりました。

せっかく良いお米なので、地元の美味しいお米の旨味を感じてほしい。
と、あえて90%お米を残して作られているお酒や、
熱燗にした時のまろやかさを出すためにお米をしっかり使う
という酒蔵さんもいらっしゃいました。

伝統を重んじることも、
新しい手法に挑戦することもそう。
古参のファンを魅了し続ける味わいも、
新しい飲み手を探すために新しい味わいに挑戦されるのも、

全ての蔵が「日々お酒に向き合って様々な味が生まれている」からだと思っております。
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ぬる燗好きのぬるこ
皆さま、言霊って信じますか? 私は文芸部の友人から「温ちゃんの『温』って、ぬる燗の『ぬる』なんだね。明日から『ぬるこ』って呼ぶね!」 と言われ、(20歳超えてから)日本酒が好きになり、好きが高じて、気づいたら商社で日本酒の翻訳を担当していました。 新潟の日本酒について語り、皆さまに「このお酒飲んでみたい」と思われるような記事をお届けします。