1930年創業!新発田「4代目」の懐かしくも新しいラーメン「渡長食堂」
【渡長食堂】「老舗」と聞くと知っておきたくなりませんか?伝統の味を守りつつ、4代目が工夫を重ねた懐かしさと新しさを兼ね備えたラーメンをご紹介します!
素朴かつ高貴さを兼ね備えた、心が満たされる王道の一杯
新発田駅から歩いて1分。駅前商店街にお店を構える「渡長食堂」さん。食品サンプルのある店構えが歴史を感じさせてくれますよね。創業は何と1930年!麺類からご飯ものまで豊富なラインナップで地元の皆さんの胃袋を満たして91年。新発田最古参の食堂の一つです。
昔からほとんど変わらないというビジュアルの一杯。その名も「ラーメン」(600円)
県内産の手作り醤油にチャーシューの煮汁などで作る醤油タレ。そして、鶏ガラの優しいコクに野菜の甘味。さらに昆布風味のスープ。懐かしさを感じる醤油の柔らかい香りが立ち上り、なんて落ち着くんだろう…。
でもこれは、昭和初期からの伝統の味を大切にしながら、4代目の主人が少しずつ進化させたものなんです。
チャーシューは、赤身の旨さか際立つ最上級国産豚のバラの部分。メンマは、伝統のスープに寄り添うような味と食感を求めて手作り。さらに、醤油味と相性が良いみじん切りの玉ねぎが食感と甘みを加えて、味に変化を付けています。スープはコクの中にしっかりとした塩味が広がり…すっと消えていく後味。出汁の旨味が強く、じんわりと体に染み渡っていきます。
1世紀受け継がれる名物料理「肉煮込み」コラボの最強ラーメン
1世紀受け継がれる技法で丁寧に煮込まれた「肉煮込み」。醤油と日本酒のシンプルな調味料だけを使い、トロっとなっている脂身が美味しい豚肉や、味が浸み込んで醤油色に染まる大根や人参などの野菜たち。そして、長ネギの絶妙な食感。パーフェクトです。濃すぎない甘辛の味付けが、しっかりと食材を包み込みます。
「肉煮込みラーメン」(850円)異なる2つの醤油味が重なり合うと、華やかさが広がっていき箸が止まらなくなります!
間違いない!「肉煮込み」ご飯にかけてドン!
名物の「肉煮込み」をご飯にかけた「肉煮込み丼」(750円)。豚肉と野菜の旨味がたっぷりの甘辛のタレがしみ込んだホッカホカのご飯…。美味しいに決まっていますよね!生卵を崩して食べれば皆さんご想像通りの美味しさが広がります!
伝統の味を守りながらお客さんにさらに喜んでもらいたいと進化させる4代目の工夫。ご賞味あれ!
お店の情報
■取材先の名称
渡長食堂
■住所
新発田市本町1-1-4
■電話番号
0254-22-3047
■営業日時
(休)日曜日
※各種情報は取材時のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認下さい。