お味はロックでジューシー!
「サビ猫ロック 2023 赤サビ」
「生原酒」と「Phase1(53℃瓶火入)」の2種類あるのですが、
今回は「生原酒」の方をいただきました。
・白ブドウやライチを思わせる、華やかな甘い香り
・落ち着いたフルーティーな酸味
・ピリピリと刺激的な辛さに爽やかさを感じます。
ライブで例えると、オープニングの激しめロック、といった感じでしょうか。
いい猫パンチです!!
もう一方のPhase1 53℃瓶火入について
日本酒の製造工程のひとつ「火入れ」のお話、少しだけ触れます。
「火入れ」ってなに?
「火入れ」とは、搾った日本酒に対して加熱殺菌処理を行う工程のことです。
(英語でも殺菌処理を意味する Pasteurized が使われます)
火入れにはこんな役割があります。
・殺菌して雑菌の発生を防ぐことができる
・酵素の働きを抑え、飲み頃のおいしさをキープできる
→瓶内での発酵を抑えることで、品質変化を抑えることができる
ですが、生酒特有の
・フレッシュさ(シュワシュワ感)
・果物をかじったような瑞々しいジューシーさ
・華やかな香り
が感じにくくなることも…。
さて、Phase1 53℃瓶火入のお話に戻ります。
出来たてのお酒を無濾過、53度で瓶火入れをしていますが、
殺菌、酵素不活化を目的とはしておらず、味わいに対する火入れ
とのことです。
生酒のフレッシュ感と火入れした時のしっかりと感じるお酒の輪郭、
これを共存できないかと生まれたのが
この「Phase1 53℃瓶火入」だそうです。
これはPhase1も味わってみたい!
お店で見かけたら飲まねば…!
画像は2022年のサビ猫ロックPhase1、2023年は別のデザインになります
皆さま、言霊って信じますか?
私は文芸部の友人から「温ちゃんの『温』って、ぬる燗の『ぬる』なんだね。明日から『ぬるこ』って呼ぶね!」
と言われ、(20歳超えてから)日本酒が好きになり、好きが高じて、気づいたら商社で日本酒の翻訳を担当していました。
新潟の日本酒について語り、皆さまに「このお酒飲んでみたい」と思われるような記事をお届けします。