【開催迫る!】佐渡裕が挑む「ブラームスの真髄」――新日本フィルとの3年間の集大成が新潟・りゅーとぴあへ
「佐渡裕指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 ヴァイオリン:三浦文彰」がいよいよ5月23日(土)にりゅーとぴあコンサートホールで開催。今回は佐渡氏が満を持して贈るオール・ブラームス・プログラム。ソリストに三浦文彰氏を迎えた期待の公演について、語っていただきました!
世界を舞台に活躍する指揮者、佐渡裕氏が新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任して3年。全国を巡るツアーの一環として、新潟・りゅーとぴあ コンサートホールでの公演が開催されます。
今回のプログラムは、ブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」と「交響曲第1番」。佐渡氏がこのツアーに込める情熱と、共演するヴァイオリニスト三浦文彰氏への期待、そして楽曲の聴きどころについてお話を伺いました。
新日本フィルとの3年間の「集大成」
佐渡氏が音楽監督就任後、大切にしてきたのはハイドン、ベートーヴェン、マーラーといった「ウィーン・ライン」のレパートリーです 。しかし、ブラームスの交響曲第1番は、この3年間あえて取り上げてこなかったといいます。
「今回のツアーは、この3年間の集大成のようなものです。オーケストラにとってブラームスの1番は演奏回数の多い人気曲ですが、意外にも私と取り組むのは今回が初めて。3年間でつくりあげてきた今の新日本フィルの響きを、私のアイデアと彼らの熟練した理解が混ざり合って披露できる、新鮮なツアーになると確信しています」
ヴァイオリニスト三浦文彰との「真剣勝負」
前半のヴァイオリン協奏曲でソリストに迎えるのは、佐渡氏が「飲み友達でもある」と語るほど親交の深い三浦文彰氏です。ステージでの共演は今回が初めてですが、豊かな情感や輝かしい旋律を表現してくれると信頼を寄せています。
「ブラームスの協奏曲は、超絶技巧を見せる『サーカス的』な曲ではなく、温かみや喜びに溢れた曲です。しかし、実は非常に難しい。今回は、三浦君という非常に『強い』ヴァイオリニストとの共演に際し、オーケストラが単なる伴奏に回るのではなく、時にはぶつかり合い、エネルギーを仕掛け合うようなワクワクする掛け合いをお見せしたい」
三浦氏もまた、ブラームスの音楽を「渋くて暗いものではなく、親密で輝かしい旋律に満ちたもの」と捉えており、二人の化学反応によってこれまでのブラームスのイメージを覆すドラマティックな演奏が期待されます。
圧巻のドラマ!交響曲第1番の聴きどころ
メインプログラムである「交響曲第1番」について、佐渡氏は「人生の旅を体験するような構成力に優れた曲」と評します。ブラームスが着想から完成までに21年もの歳月を費やし、ベートーヴェンの影を追いながら生み出したこの傑作は、4つの楽章が異なるキャラクターを持ちながらも、全体で一つの壮大な物語を描き出します。
各楽章の聴きどころについて、佐渡氏は次のように熱く語ってくださいました。
第1楽章
ティンパニの連打とともに始まる強烈な冒頭は、一度聴いたら忘れられない衝撃を与えます。佐渡氏は「ブラームスがピアノで作曲していたことが見て取れる」と分析しており、凄まじいエネルギーに満ちた幕開けとなります.。ベートーヴェンを思わせる重厚な運命の足音が、聴き手を一気にブラームスの世界へと引き込みます。
第2楽章
激しい第1楽章から一転、第2楽章では息を呑むほど美しい世界が広がります。すべての楽器が互いの音に耳を澄ませる高度なアンサンブル能力が求められる楽章です。
第3楽章
続く第3楽章は、どこかマーラー的な雰囲気も漂う軽やかな楽章。佐渡氏は「散歩をしているような、あるいはヒーローが現れてダンスをしているような」と、その独特なリズムと親しみやすさを表現しています。
第4楽章
佐渡氏が「大編成のオーケストラの醍醐味を体感できる一番の聴きどころ」として最も力を込めるのが、この最終楽章です。ミステリアスな冒頭の緊張感を経て、ホルンのソロが鳴り響くと、目の前にはアルプスの山々を望むオーストリアの自然が広がります。やがてヴァイオリンによって、佐渡氏が「卒業式でも使えそう」と称するほど豊かで荘厳なメロディが登場。最後は金管楽器による壮大なコラールと、オーケストラが全力を出し切る爆発的なエネルギーとともに、一つの旅を終えたときのような大きな感動に包まれます。
新潟の皆様へメッセージ
「新日本フィルは、回を重ねるたびに次の段階へと進化し、究極のピアニッシモから激しい音色までを実現してくれるオーケストラです」と語る佐渡氏。
「オーケストラと一緒に旅をするような気分を味わっていただけるはずです。3年間ともに成長してきた我々の音を、ぜひ新潟の皆さんに味わっていただきたい。会場でお待ちしています」
イベント情報
■イベント名
佐渡裕指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団 ヴァイオリン:三浦文彰
■会場名
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホール
■住所
新潟市中央区一番堀通町3-2
■開催日時
2026年5月23日㈯
15:00開演 (14:15開場)
■チケット料金
SS席 12,000円
S席 10,000円
A席 8,000円
B席 完売
C席 完売
■電話予約・お問合せ
TeNYチケット専用ダイヤル 025-281-8000 (平日10:00~17:30)