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【ライブレポート】新潟発ロックバンド「ザ・シスターズハイ」キャリア初ワンマン ツアーファイナル at CLUB RIVERST #シスハイ

イベント

2023.07.04

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ザ・シスターズハイ EP「disLOVEる」リリース全国ツアー「分かった、君の不幸も舐めるよ」TOUR FINAL 新潟 CLUB RIVERST公演 ライブレポート

新潟大学生協にもCD展開!?

今最も勢いのある新潟バンド「ザ・シスターズハイ」。新潟在住の彼らは、新潟を拠点に全国各地で活動中。大阪のサーキットイベントでは入場規制がかかり、東京のライブハウスでも自身の企画でフロアを満杯にするなど、活躍の場は新潟に留まらず、全国で快進撃を続けている。

年間50本以上のライブをこなす生粋のライブバンド「ザ・シスターズハイ」が8月31日 New EP「disLOVEる」をリリースした。各地のタワーレコード、メンバーとゆかりのある新潟大学生協にCDが展開されるなど、話題を呼んだことも耳に新しい。EPリリースを機に20カ所以上に及ぶライブハウスツアーを敢行し、全国にその名を轟かせた。

そんな彼らのキャリア初となる、ワンマンライブ、ツアーファイナル新潟公演をレポートする。

LIVE REPORT

2022年11月27日 日曜日 午後6時
新潟駅前万代口の老舗ライブハウス「CLUB RIVERST」に、ザ・シスターズハイを目当てのお客さんが続々と集結していく。早くも満員のフロアに、開演前から期待度の高さが垣間見える。
BGMのボリュームが上がり、客電が暗転。午後6時30分ちょうどにスクリーンが上がり、板付きのサポートDr.ミロのビートから、ザ・シスターズハイのワンマンライブは始まった。

ミロのキメ細かく且つ力強いビートに合わせ、お客さんは早くもクラップで応える。カイ(Ba.)、まさやんぐ(Gt.)、これだから女子供は(Gt.Vo.) が順に登場し、ピンクの照明が印象的な1曲目『pink pink vibration』から、ライブ本編がスタートした。この曲の複雑なクラップパートも、お客さんは息ぴったりの手拍子で応える。楽曲が愛されているのを肌で感じる、そんな瞬間だった。
ザ・シスターズハイ

カイ(Ba.) [Photo by るなこさかい]

2曲目は、自身初MV化された代表曲『スーパームーン』。会場のスモークと「ボヤに包まれたら」という歌詞がリンクし、幻想的なシーンが続く。これだから女子供は(Gt.Vo.) が「よろしくお願いします。」と告げてから『超理想暴論』へと進む。歪んだ轟音の中で、音に殴られているような気迫のライブに圧倒される。まさやんぐ(Gt.)、カイ(Ba.)は体を前に乗り出し、感情むき出しのライブパフォーマンスで、目の前のお客さんに音でぶつかっていく。その熱が伝染するかのように、拳を掲げ、体を揺らし、フロアもどんどん熱を帯びていく。
続いて、サイケデリックなイントロが特徴的な音源未発表の新曲『真里』を披露。サビ前、ドラムの激しいストロークにストロボ照明が合わさり、サビの爆発感を更に加速させる。耳残り抜群の心地良いメロディとスピード感溢れるバンドサウンド。予想を軽く超えてくるほどの、新曲の充実感に「ザ・シスターズハイ」はこれからも進化し、音楽界の台風の目になっていくことを確信させられる。
ザ・シスターズハイ

まさやんぐ(Gt.) [Photo by るなこさかい]

間髪入れずに、New EP「disLOVEる」から『Nちゃんのお願い』、『メシアになった』へと進む。言葉と時間を噛みしめるように、音源とはまた違ったスローアレンジから始まった定番のキラーチューン『メシアになった』では、次々と力強く拳が挙がる。そこから、エンジン全開のまさやんぐ(Gt.)のギターリフ、カイ(Ba.)の重くずっしりと下から突き上げるようなベース、咆吼にも似たこれだから女子供は(Gt.Vo.)のシャウトも加わり、この曲からもう一段階ライブのギアが上がっていく。サビの後半ドラムが裏打ちになり、リズミカルな拍感とシンガロングに、笑顔が溢れるピースフルな空間が出来上がる。
普段は滅多に見られない、カイ(Ba.)、まさやんぐ(Gt.)がそれぞれリードボーカルを務めた『ヤりたい半分』が3曲連続披露されるなど、ワンマンライブならではの特別サプライズも飛び出し、新曲『真里』をもう一度披露。新曲、音源未発表の旧曲も飛び出し、バンドもお客さんも90分尺の特別感を味わいながら、ライブは後半戦へと突入する。

「5年前に初めてここでやった曲を」と『シスター』を披露。歌詞に“新潟”を織り交ぜるなど、過酷を極めたツアーから新潟に帰還した安堵とこれからの挑戦を滲ませる。
ザ・シスターズハイ

これだから女子供は(Gt.Vo.) [Photo by るなこさかい]

MCでは、「新潟に来てくれたバンドのツアーサポートを2,3年やっていて、いつも名脇役で人が輝くのを助けていた。ツアーをやらなかったら、ずっとこのままなんも変わらずに終わるんじゃないか。力もないし、お客さんもいないけど、自分たちのやれることを精一杯やらせてくれと、レーベルに無理を言って、ツアーを組んでもらった。ツアーを終えて、人生をかけてバンドをやるスタート地点に立てた。」とツアーへ踏み切った思いと、これからへの覚悟を語り、『拝啓、then』へと続く。眩い照明と心地よく歪んだ轟音、力強いシンガロングに再び包まれ、目を潤む人も少なくなかった。

EP 「disLOVEる」 1番最後の収録曲『愛の無能戦士』を迎え、ライブ本編は終了した。鳴り止まないアンコールに応え、メンバーがもう一度板を踏む。

「県外からもツアー重ねて見に来てくれた人も今来てくれている。ツアー中差し入れを貰ったり、自分達だけでは決してツアーを回れなかった。」と感謝を言葉にし、新曲の『真里』、『pink pink vibration』、『シスター』を披露した後、「ありがとうございました。またライブハウスで!」と言い残し、ザ・シスターズハイ初のワンマンライブは幕を閉じた。
ザ・シスターズハイ

ザ・シスターズハイ [Photo by ガラシ]

全国20ヶ所以上にも及ぶツアーを終え、初のワンマンライブも大成功を収め、ますますこれからのザ・シスターズハイから目が離せない。


文:本田達也(TeNYテレビ新潟)

Setlist

01. pink pink vibration
02. スーパームーン
03. 超理想暴論
04. 真里
05. Nちゃんのお願い
06. メシアになった
07. ヤりたい半分
08. ヤりたい半分
09. ヤりたい半分
10. 真里
11. 才能
12. タンジェリン
13. くたばれライブハウス
14. 30分と現実と
15. シスター
16. 聞こえる
17. 拝啓、then
18. 愛の無能戦士

アンコール
19. 真里
20. pink pink vibration
21. シスター

Music Video

LINKS

Live Announcement

12/10(土) 新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
12/14(水) 吉祥寺 WARP
12/18(日) 京都 GROWLY
12/27(火) 新宿 Loft / Loft Bar
12/29(木) 新潟 CLUB RIVERST

※詳細は上記公式Twitterをご覧ください。

CLUB RIVERST

■会場
CLUB RIVERST

■住所
新潟市中央区弁天3丁目3-5 新潟マンション地下1階

■電話番号
025-250-0430

■ホームページ
https://clubriverst.org/


※各種情報は取材時のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認下さい。
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