急いでブースに戻ると、
市議の広岡さんが対応していてくれた。
カサハラ
「すみません!お待たせしました!」
お父さん
「カードゲーム、遊んでもいいですか?」
カサハラ
「もちろんです!」
そのご家族は、お父さん、お母さん
そして、お子さんがお二人(どちらも女の子)
の4名だった。
お父さん
「ちなみに、うちの子、まだ小学校上がる前ですけど、ルールとか大丈夫そうですかね?」
このカードゲームの対象年齢は7歳以上。
小学生以上の子なら遊べるであろうと踏んで制作したゲームとなる。
カサハラ
「そうですね・・・ちなみにお子様は何歳ですか?」
お父さん
「上の子が保育園の年長で、下の子が年小です」
カサハラ
「年長さんと、年小さん・・・そうですね・・一応”小学生以上を対象”にしていますが・・一回、やってみましょう!」
正直・・
この”ゲームの対象年齢”
という部分には、かなり不安であった。
おそらく小学校、
中学年(3〜4年生)くらいの子達なら、
問題なくルールは理解できる。
しかし・・・
低学年(1〜2年生)くらいになると
もしかしたら理解するのが難しいのではないか・・
楽しく遊んでもらえないのではないか・・
そんな不安があったのだ。
カサハラ
「じゃあ、妹さんは、お母さんと一緒に遊んでもらって、お姉ちゃんは、1人でやってみよっか?」
お姉ちゃん(年長)
「うん!やってみる!」
カサハラ
「これから遊び方を説明するから、もし、わからないことや、むずかしいことがあったら、教えてね」
お姉ちゃん(年長)
「うん!わかった!」
カサハラ
「じゃあ、説明するね・・」
僕は、ゆっくりと・・
小さいお子さんにも分かるように
一つずつ噛み砕いて説明した。
ご両親も「うん、うん」と説明に頷いてくれて
お姉ちゃんも、カードを手に取りながら、
しっかりとルールを聞いてくれた。
そして・・
カサハラ
「それじゃあ・・遊び方は、わかったかな?」
お姉ちゃん(年長)
「うん・・なんとなく!」
カサハラ
「よし・・・じゃあ、1回遊んでみよう・・!」
お姉ちゃん(年長)
「うん!」