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予想外の審査内容



その後・・

社長から今回の劇団オーディションの結果が
”不合格”だったと電話で告げられた。


まぁ、それは・・・当然のことである。


そして、社長から
どんなオーディション内容だったのかと聞かれ・・


怒られること覚悟で
当日の愚行を正直に話した。


すると・・・


社長
ハハハ、なかなか面白いことをしたじゃないか



と、予想外の反応だった。


社長
でも、今回は不合格。しっかりと考えて、次に臨みなさい


カサハラ
「・・はい!ありがとうございます!」



その後も・・


事務所から何件か
劇団オーディションの案件を送ってもらい、

その都度、“自分なりに考えて”挑戦を繰り返した。


しかし・・


オーディションの内容は決まって
”歌唱・ダンス審査“がメイン。


僕にできることと言えば
やはり”干拓音頭”の披露だけ。


当然だが、どれも結果は振るわなかった。



「(も、もう、どうしたらいいか分からない・・・)」


社長のもとで学び続けている
”究極のリアル演技”

そして・・

その対極に位置する
”究極の表現演技”


その両方を身に着けることが出来れば
役者として、更に上のステージに上がりことが出来るはず。



そう胸を高鳴らせて
劇団オーディションに挑戦し続けたものの・・



”究極の表現演技”を学ぶ
機会すら手に入れることのできない状況に・・・


僕は焦りを隠せずにいた。



「(このままじゃ、来年から旅回りを開始する劇団のオーディションは、すべて終了してしまう・・・もし全部逃してしまったら、“究極の表現演技”を学べる機会も、1年先送りになってしまう・・・)」


しかし、そんなさなか・・・


次に事務所から送られてきた
劇団オーディションのメールの詳細には


”予想外の審査内容”

が記載され・・

僕の役者人生は
再び加速することとなったのだった。




つづく・・

P.S.

いやぁ~干拓音頭には、いい思い出と、辛い思い出が残るものとなってしまいました。汗
結局、干拓音頭のちゃんとした”歌詞”はわからずじまいで、その後のオーディションでも”覚え歌”で代用し・・・この記事を書きながら「もしかしたら、ネットにアップされてないかな」と探してみたものの、やはり見つけることができませんでした・・涙 
久しぶりに、干拓音頭、踊りたい・・!!


次回!!

行き詰っていたカサハラ青年の元にやってきた劇団オーディションの詳細には”予想外の審査内容”が記載されていた。とはいっても、それは簡単なものではなく・・しかし、この時のカサハラ青年にとっては、唯一の希望となり得るモノだった・・・


お楽しみに~!!

カサハラケント

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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。