「え?!」
なんと・・・
①番(カサハラ青年)と
④番(超絶笑顔が素敵な爽やかイケメン)が、
同率トップ!!
僅差の大接戦!!
こ、これは、どうなるんだ?
もしかして同率で2人がグランプリになるのか?
僕は次に起こる展開を
固唾を飲んで見守った。
若林さん
「うーん・・2人が並んでいるので・・・
じゃあ、春日さんの独断と偏見で、グランプリを決めてください!」
僕
「(最後の最後は、そんな決め方?!)」
春日さん
「あたくしですか?そうだね、じゃあ、お2人!
春日にどんどんアピールしておいで!!」
僕
「あ、アピール?!」
Nさん
「ケント!アピールよ!アピール!アピール!アピール!」
アピールが得意そうなNさんが攻め立てる。
僕
「ア、アピールって、どうやって・・?」
Nさん
「何でもいいから、元気よくほら!」
僕は必死に、春日さんに向けて・・・
できる限り最大のアピールをした。
僕
「(クソっ!こんなときに、小さく手を振り小声で「春日さ~ん」だなんて・・
なんて貧弱なアピールなんだ!)」
こんな大チャンスを前にして、
アクティブの殻を破れなかった自分自身に
心から嫌気がさす。
僕
「僕にも、Nさんのようなアクティブさがあったらな・・・」
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春日さん
「ふむふむ・・春日、決めました。
本日のショップリ、グランプリは・・・」
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