カサハラ
「(これだけの金額なんだ・・絶対に面白い舞台のはず・・いや、面白くなかったら困る・・)」
やはり人間。
金額に見合う対価を受け取れなければ・・
損をしてしまうのではないか・・
そんなモヤっとした気持ちが
どうしても拭えなかったが・・・
とりあえず
タカモンに用意してもらった
”指定席”へと向かった。
が、しかし・・・
そんなモヤっとした気持ちは
大きな扉を開けて客席に入った瞬間・・・
一瞬にして吹き飛んだ。
カサハラ
「(な、なんてデカさの劇場なんだ・・!!)」
客席数は、なんと1300席。
1階席にとどまらず、客席は2階にもあり
座席はすべてしっかりとした作りの”固定椅子”。
その空間はまさに・・
”THE・劇場”だった。
カサハラ
「(比べちゃいけない・・絶対に比べちゃいけないけど・・」
数か月前、僕が初めて立った劇場規模の
すべてが”10倍以上”のものだった。
そして
驚くべきは客席だけではない。
ステージの
その広さにも度肝を抜かれる。
カサハラ
「(一体何人の役者が、一斉にこの”ステージ”に上がることが出来るのだろう・・・これはイナバの物置レベルじゃないぞ・・!)」
と、さまざまなことに驚愕を受けながら
僕は”指定された席”に向かうと・・
そこでも度肝を抜かれる。
カサハラ
「(え!?こんなに良い席で観れるの!?)」
なんと用意された席は・・
前列5列目の、超ど真ん中。
まさに”最高の席”だ。
S席自体が
”良い席”なのは間違いないが・・
その中でも一番見やすいであろう
”最高の席”をタカモンは用意してくれていたのだ。
カサハラ
「(やべえ・・こんな席で、あの錚々たるメンバーの・・そして、タカモンの芝居が観れるなんて・・絶対に最高に決まってる・・!)」
すると開演時間が近づいてきたのか
次々と扉からお客さんが入ってきて、ズラズラと客席に座りだし・・
僕の隣の席にも
スラッとした女性が座った。
僕は、ふとその女性の方を見てみた。
すると・・
カサハラ
「(・・・・み、満島ひかりだ!!!)」
なんと言う状況なのだ・・・
あの有名女優が
これから3時間、僕の隣に座って同じ舞台を観る。
やばい、ヤバすぎるぞこの舞台・・
開演前から、テンションマックス。
すでに僕の中では
“対価以上のものを受け取れた”気分になっていた。
つづく・・・
いやぁ~なんか、タカモンの舞台は・・・いろんなものが凄かったです。笑
今回でこの話は書き切ろうと思ったんですが、書きながら当時の記憶がどんどん蘇ってきて、やっぱり1話では収まり切りませんでした。汗
次回!!
タカモン出演舞台”金閣寺”そのスケールのデカさに圧倒されっぱなしのカサハラ青年。すでに開演前からその満足感は最高潮に・・そして、舞台観覧後、数年ぶりに再会した2人は一体どうなったのか・・・
お楽しみに~!!
カサハラケント
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