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同期



ある日のレッスン後
社長から呼び集められた。


社長
そろそろ事務所のホームページに君たちの写真とプロフィールを載せたいから、来週までに各自で素材を用意してきて。それが出来上がったら、君たちの書類もばんばんオーディションに送り始めるから



役者たち
「・・・はい!」



そういうと

社長はいつものように
足早にスタジオをあとにし・・

それに続くように
ストレッチレディも去ってゆく。


ちなみにストレッチレディは
この事務所では”役者兼マネージャー”であり

自身も舞台や映像の仕事をこなしながら、
僕ら所属役者のマネジメントも行うという

“スーパーな人材”なのである。


「(事務所から自分のプロフィールをオーディションに送ってもらえるなんて・・・なんか、少しずつ役者って仕事の実感がわいてくるな・・・)!」



でも・・・


「(プロフィール写真って、どんなのを用意したら良いんだろう・・?自撮りなんかじゃ絶対ダメだし・・そんなテキトーなもの用意したら、絶対社長に怒られるし・・)」


という訳で僕は
隣で一緒に社長の話を聞いていた”同期”に尋ねてみた。


カサハラ
「あの~、写真ってどうやって用意したらいいんですかね?」



完全ヤンキー
なんや、ケント、まだ写真も用意できてないんか?



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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。