「やあ、みなさんおはようございます!」
そう大きな声を上げながら、キャップを被った
かわいらしい笑顔が特徴のおじいさんが扉の奥から登場した。
5人
「おはようございます!」
オーディションメンバーの5人は
すぐに立ち上がり、挨拶を返した。
すると、そのおじいさんの後ろをついて来るように
今度はスラっとした高身長の男性が扉から現れた。
スラっとした男性
「おはようございます」
5人
「おはようございます!」
その2人は
そのまま審査員席へと向かい・・
おじいさんは中央の席に、そして
スラっとした男性は、奥の席に腰を掛けた。
と、その瞬間・・
キャップのおじいさん
「では、これからオーディションを始めますね~!よし、そうだ。じゃあ、さっそく、みんなに歌でも歌ってもらいましょうかね~?」
え・・・?
審査内容って、演技のはずじゃ・・!?
キャップのおじいさん
「じゃあ誰からいこうかな~?ねえねえ、誰から最初に見たい?」
と、おじいさんは隣に座る小柄な女性にそう問いかけた。
小柄な女性
「え、あ、そうですね・・じゃあ、最初に会場に来た彼はどうでしょう?」
そういうと小柄な女性は、僕の方を差した。
は?え?は!?
おじいさん
「いいね~!じゃあ、一番最初に来た、やる気のある君!」
カサハラ
「え?あ、はい!」
おじいさん
「軽く自己紹介して、さっそく一曲歌ってみて~!」
え・・・
えぇええええ!?!?!?!?!
つづく
いやぁ~、もう、波乱が万丈過ぎて・・。汗
こういう感じで気合を入れて準備するたびに、スカされるパターン・・・
僕の人生では、よくある話過ぎます。笑
次回!!
予想を裏切られる展開の連続に、動揺を隠せないカサハラ青年。突如「アカペラを歌え」と言われてしまっては、繰り出す攻撃はもうアレしかない・・・ここが本当の勝負。果たして、カサハラ青年のこの先の役者人生はいかに・・・
お楽しみに~!
カサハラケント
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