前回までのあらすじ
「明日、8時にアルタ前に集合ね。いいともにでるわよ」
そう連絡を受けたカサハラ青年は、
翌朝、少し遅れながらも、アルタ前に到着。
Nさん(バイト先の主婦さん:元アイドル)に言われるがまま、
何が何だか分からないうちに、
笑っていいとも!の一般参加コーナー「ショップリ」の
オーディションにエントリーすることとなる。
参加者はおよそ40~50人、
揃いも揃ってイケメンばかり。
「これはさすがに無理だろ・・」
そんな諦めムードの中・・
あれよあれよという間に、すべての審査を通過。
なんとカサハラ青年は、
「笑っていいとも!」の出演権を獲得する
こととなったのだった・・・
僕は平然を装いながらも・・・
内心は、喜びを爆発させていた。
「あ、あ、あ、あの・・・
『笑っていいとも!』に出れるなんて…」
『笑っていいとも!』と言えば、
まさに国民的テレビ番組。
僕が小さい頃から家では、
お昼にご飯をたべるときは必ず
『笑っていいとも!』。
小学校にあがってからも
平日に見れなかった分は、
日曜に放送している
「笑っていいとも!増刊号」を欠かさずチェック。
お昼の同時刻に放送している民放番組の中で、
『笑っていいとも!』は20年以上連続で
“視聴率トップ”。
まさに誰もが見る、そして誰もが知る
伝説のテレビ番組『笑っていいとも!』。
その、「生放送」に出演できるのだ・・・
『(これはまさに、千載一遇のチャンス!
Nさん、ありがとう!本当にありがとう!!)』
Nさんも、飛び跳ねて喜んでいた。
朝8時にアルタ前に集合し、
急遽始まったオーディション。
群雄割拠のイケメンが揃う難関審査、
最終的に勝ち残ったのは、わずかに4名。
しかも、揃いも揃ってイケメンばかり・・・
「まさかここまで残れるなんて・・
本当にラッキーだ。」
ただ、これで終わりではない。