それから・・・
全員の感想発表が終わったあとは
お酒と料理を堪能し・・
終電の時間までみんなで
楽しいひと時を過ごすこととなった。
そして
お開きしたあとは
2次会に行く者は行き・・
帰る者は帰るという感じで・・
自然と解散していった。
これで
僕にとって初めての
”コメディ舞台”は・・・
すべて終了となったのだ。
・
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・
・
そして、翌日からは・・・
事務所から送られてきた
オーディションに行ったり
毎週末、社長の元で
”リアル演技”のレッスンにも再び参加し・・
これまで通りの
”役者生活”の日常が戻ってきた。
ただ・・・
”このままでいいのか?”
そんな疑問が
僕の中を巡り始めた。
”自分のやりたいことは、何なのか?”
そう自問自答を
繰り返すようになった。
ふと、社長の言葉が蘇る。
社長
『この(コメディ)舞台に出演することになれば、きっと、カサハラにとって、今後の役者人生が、大きく方向転換する可能性がある』
役者人生が、大きく方向転換・・・
すると
「ブルルル・・」
僕のもとに着信が入った。
「ケントお疲れ〜!」
UPさんからだった。
カサハラ
「UPさん、お疲れ様です!急にどうしたんですか?」
UPさん
「あ、いや、この間の打ち上げのときに伝え忘れてたことがあってね〜」
カサハラ
「伝え忘れてたこと、ですか?」
UPさん
「うん、実は公演期間中に、トネガワさんと話してた時にね〜」
カサハラ
「え?はい・・・」
UPさん
「『トネガワさんから見て、ケントどうですか?』って聞いてみたのよ〜」
カサハラ
「え!?そ、それで・・」
UPさん
「そしたらね、『まだまだ、実力不足は否めない』って」
カサハラ
「・・そ、そうですよね」
UPさん
「だけど・・・」
カサハラ
「え?」
UPさん
『でも、あいつ結構面白いから、次も使いたいな〜』ってさ〜」
カサハラ
「・・え!?」
UPさん
「よかったじゃん〜!」
カサハラ
「あ、ありがとうございます!」
UPさん
「まぁ、ケントもわかってると思うけど、この間のようじゃ、たぶん、その先はない。しっかりと自分の弱点を克服できるように努力すれば、きっとケントの活躍できる”方向性”も定まっていくんじゃないかな〜」
自分の活躍できる方向性。
それは
もしかしたら・・・
UPさんとの通話が終わった後・・
僕は、一本の電話を入れた。
「もしもし、お疲れ様です。・・・社長、ちょっとお話ししたいことがありまして・・」
第5章「アイ アム コメディアン?」 おしまい
いやぁ〜、という訳で、第5章が、これにて終了となります!
初めてのコメディ舞台は、まさに
”酸いも甘いも噛みわける”経験となりました。
次回からは新章に突入!
そして、これが・・・最終章になると思います。
役者人生を経験した上で、僕自身が
”行き着きた先”というものの話になっていくと思います。
次回からもお楽しみに〜!
あ、すみません!
次回は最終章の準備などが
いろいろ立て込んでまして・・
【7月11日(木)】の更新を予定しております〜!
(※新発田や新潟関連の仕事がいろいろと進んでおりまして・・・)
ラストに向けて
さらに加速してまいりますので・・・
引き続きよろしくお願いします〜!
カサハラケント
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