【僕たちも楽しめる舞台を】現在(いま)の鼓童とは?メンバー紹介<part2> #6
【鼓童コラム】佐渡を拠点に活動する太鼓芸能集団 鼓童は来年創立45周年を迎えます。今年11月から始まる創立45周年ツアー第一弾「鼓童十二月公演2025」の演出を務める鶴見龍馬が、今回の公演に出演する個性あふれるメンバーを鶴見龍馬撮影の写真とともにご紹介していきます。今回ご紹介するのは、個性的で頼れるアノ3人!
皆さん、こんにちは!
鶴見龍馬です!
前回に引き続き、今回も「鼓童十二月公演2025」に出演するメンバーを僕目線で紹介していこうと思います!
鼓童きってのパワーヒッター「中込健太」!
長年「大太鼓」や「三宅」「屋台囃子」など看板演目で活躍し、
「鼓童のポスター=健太さんの背中」なのではないかと思うくらい
多くのビジュアルで起用されていますね!
例に漏れず、僕も今回の公演ビジュアルを考える際に
真っ先に健太さんにお願いしました!(笑)
宣伝美術:金森理恵・安藤聡(signal inc.) 写真:岡本隆史
それくらい存在感とインパクトのある健太さんは僕の中で、
鼓童を代表する「太鼓童(たいこわらべ)」の1人だと思っています!
舞台上の演奏でも、稽古場の稽古でも誰よりも
エネルギッシュに太鼓を打つことを楽しんでいる印象があります
普段から、時々ふざけ過ぎてみんなもついていけない時もありますが...
いつもは楽しいイメージの健太さんも、
時には僕ら後輩の相談や悩みをじっくり聞いてアドバイスをくれる
頼れる先輩でもあります
今回の公演でも持ち前のエネルギーを存分に発揮してもらいながら、
時には後輩たちを支え導く、演奏者の心の支柱になってもらえたらと思っています
誰よりもエネルギッシュで頼れる兄貴のような存在です!
鳴物と、ここぞという時の爆発力はピカイチ「小平一誠」!
一誠はジャンガラなど鳴物での元気な演奏を得意としつつも、
篠笛も吹き、大物の太鼓もパワフルに打ち込むことのできるマルチプレイヤーです!
実は一誠は、僕の高校時代からの友達でもあり、
元は友達で今は後輩というちょっと変わった存在でもあります
お互いにお笑いが好きなので、ツアー班が別でも
お笑いの切り抜き動画などを送りあったりもしています(笑)
公演においては常に全力投球で出し惜しみなく、
自分の持っているものを全てぶつけてくれるので
信頼してパートを任せることのできる存在でもあります!
今回の公演でも全身全霊でエネルギーをぶつけてくれることを期待しています!
クールに見えて誰よりも情に熱い男「定成啓」!
鼓童の舞台ではSET(太鼓を複数並べるスタイル)や担ぎ桶太鼓を華麗に打ちこなし、
「三宅」のソロや踊り演目などもこなす啓ですが、
皆様は彼にどんなイメージを持っていますでしょうか?
稽古場やツアー中は、よく健太さんや一誠、
純平たちとふざけて遊んだりする一面もあるんですよ!
かと思えば、ツアーの空き時間には英語の勉強を黙々と進め、
海外ツアーでは積極的に英語でのMCに挑戦したりもしているんです!
そんな啓は、舞台上で感情をむき出しにして演奏することは少ないですが、
真摯に太鼓と向き合い、時に涙する熱い男でもあります
今回の舞台でも、そんな啓のおもしろい面やアツい面など
様々な姿が演奏ににじみ出てくることを期待しています!
さて、今回も個性的な出演者を紹介してきましたが、
あれ?見返してみたら、みんなふざけてる人みたいになっちゃってる…?(笑)
今回の公演では特に
「舞台上で演奏している演奏者一人一人」に注目して見ていただきたいと思っているので、
曲者揃いの鼓童メンバーの中でもより個性的なメンバーに集まってもらっています!
是非みなさん、彼らが舞台上でどんな演奏をするのか楽しみにしていてください!
舞台で演奏しているメンバーのみなさんのイメージからは
意外な日常の様子が知れましたね!
鼓童ファンとしてはぜひ混ざりたいところですが...(笑)
こんな個性的で魅力的なメンバーが集まった十二月公演、追加公演が決まりました!
ぜひみなさん会場で迫力の舞台をご体感ください!
次回のコラムもお楽しみに!
太鼓芸能集団 鼓童.
新潟県佐渡市を拠点とし活動を世界へ広げる。
太鼓を中心とした伝統的な音楽芸能に無限の可能性を見いだし、現代への再創造を試みる集団。
1981年、ベルリン芸術祭でデビュー。以来世界50以上の国と地域で7,000回を超える公演を行う。
劇場公演の他、世界の主要な国際芸術祭等へ多数参加し、近年では、初音ミク、MIYAVIらとの共演、オンラインゲーム「原神」の音楽に参加するなど活動の幅を広げている。2023年、令和5年度文化庁長官表彰。