<06>『テレビに出る人』になりたくて【その2】~夢への挑戦は、まだ終わらなかった~ | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】
これまで【完全非公開】だった、私、カサハラケントの俳優人生の裏側を赤裸々につづります。
“あの日の約束”から3年。東京の芸能事務所に所属が決定し、順調に夢に向かった幼馴染「タカモン」の活躍の傍ら、現実逃避を続ける毎日のカサハラ青年。「何やってんだ俺は・・・」そう嘆いていたさなか、バイト先の主婦”Nさん”から、突然の着信。『明日、8時にアルタ前集合で!』何がなんだか分からないカサハラ青年は、翌朝、とりあえず新宿のアルタ前へ向かったのだった・・・
前回までのあらすじ
“あの日の約束”から3年。
東京の芸能事務所に所属が決定し、
順調に夢に向かった幼馴染「タカモン」。
そんな彼の活躍の傍ら、
現実逃避を続けるカサハラ青年。
「何やってんだ俺は・・・」
そう嘆いていたさなか、バイト先の主婦 「Nさん」 から突然の着信。
『明日、8時にアルタ前集合で!』
何がなんだか分からないカサハラ青年は、
翌朝、とりあえず新宿のアルタ前へ向かったのだった・・・
朝8時過ぎ、アルタ前に到着。
さすがは新宿アルタ前。
すでに沢山の人で溢れかえっていた。
「こんな平日の午前中から、待ち合わせの人だかりができるなんて。
やっぱり東京はすごいや。」
そう感心しながら、Nさんを探した。
「ケント~、こっち!」
見つけた。
Nさん
「もう!来ないかと思ったわよ」
僕
「遅れて、すみません。
っていうか、『いいとも!』に出るってどういうことですか?」
Nさん
「あ、実はね・・」
それは、一週間前。 Nさんが、お昼に自宅で「いいとも」を見ていた時のこと
その時、ちょうど始まったのが
「お店(ショップ)の王子様(プリンス)大集合!」(通称:ショップリ)
というコーナー。
それは、「いいとも!」内でも人気の
「有名人のソックリさん」や、「ビックリするような特技を持った人」
などが登場するような、いわゆる『素人参加コーナー』の新企画。
Nさんはそのコーナーの初回放送を見て
「よし。来週、ケント連れて行こう」となったらしい。
僕「な、なるほど・・・そういう経緯だったのですね」
Nさん「あんまり乗り気じゃない?」
僕「いえ、そんなことはないですが・・」
と、控えめな返答をしつつも・・・
心の中では
「よっしゃ!これは大きなチャンスや!!」
と叫んでいた。
ありがとう!ありがとうNさん!!
といった感じのやりとりをしていると、
アルタの入り口らへんから
「では、ショップリに参加希望の方、こちらに並んでください」
と、スタッフさんのアナウンスが聞こえた。
「いよいよか・・」
僕とNさんは入り口の方に向かうと・・・
周りにいた人たちも一斉に
”アルタの入り口” に向かって歩きだした。
カサハラケント (笠原賢人)
1988年5月17日生まれ
新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身
2011年、大学を卒業後、
役者・絵描き・クリエイター活動を開始。
役者としては、
主に舞台(40本以上)やCM等で活動。
絵描き・クリエイターとしては、
個人や企業・行政から依頼多数。
横浜の商業施設でのグッズ販売に、
ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは
自身作成のロゴがメイン採用。
2019年には、
地元新発田市の図書館で個展も開催。
また、2018年からは
新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。
2021年に高校生とともに企画・制作したCMは
「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。
その他にも、
舞台やコントライブの脚本や、
人気バンドユニットの小道具制作など
幅広くクリエイター活動を展開。
将来の夢は、
「新発田で映画を撮る」こと。
そして、全国の人に
「新発田」を「しばた」と
読んでもらえるようになること。