旅劇団での1年間の役者修行を終えて、
東京に帰ってきたカサハラ青年。
”究極の表現演技”を身につけることで、
社長の求める”究極のリアル演技”に近づくことができる・・はず。
そう信じていたカサハラ青年だったが・・
彼を待ち受けていたのは、
予想だにしない”笑撃”の展開だった・・・
とてもとても濃密な
旅劇団での1年間の
修行が終わってから・・・
僕はまた、社長の元で
”リアル演技”
について学ぶ日々が訪れた。
社長から言われた
『”究極の表現演技”を学んできなさい』
社長の意図する
”究極の表現演技”
というもの答えに
ちゃんと辿り着けたかは・・・
正直わからない。
でも・・
旅劇団の
”スラ男さん”の
あの言葉。
『”リアル演技”と”表現演技”、その2つは”全く別のもの”だと考えているようだけど、別に分けて考える必要はないと思うよ』
『どんな演技法も”同じゴール”に向かうはずなのです』
『それは、見ている人の”心を動かす”こと』
これが、僕の中で・・・
気持ち良いくらいに
腑に落ちた感覚だけは残った。