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<89> 第5章「アイ アム コメディアン?」~ ”コメディ”というものは、そう甘くはなかったのだ 〜 | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2024.05.30

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旅劇団での1年間の役者修行を終えて、東京に帰ってきたカサハラ青年。”究極の表現演技”を身につけることで、社長の求める”究極のリアル演技”に近づくことができる・・はず。そう信じていたカサハラ青年だったが・・彼を待ち受けていたのは、予想だにしない”笑撃”の展開。”コメディ舞台”への挑戦だった・・・

前回までのあらすじ

旅劇団での1年間の役者修行を終えて、
東京に帰ってきたカサハラ青年。


”究極の表現演技”を身につけることで、
社長の求める”究極のリアル演技”に近づくことができる・・はず。


そう信じていたカサハラ青年だったが・・


彼を待ち受けていたのは、
予想だにしない”笑撃”の展開。

コメディ舞台への挑戦だった・・・

自分自身を信じて演ること

UPさん
「ケントは、今日稽古で笑いが起こったとき、どんな気持ちになった?」


カサハラ
「そ、それは・・・・最高に気持ちよかったです」


UPさん
「それだよ。笑」


カサハラ
「え?」


UPさん
「やっぱりね、コメディ作品は、役者自身が楽しめることが、大事なんだよ〜」


カサハラ
「楽しめること・・確かに、自分のお芝居で笑いが起こった瞬間は、最高に気持ちよくて・・・最高に楽しかったです・・!!」


UPさん
「さっきも言ったけど、コメディ作品は、”笑い声”によって、お客さんの反応をすぐに感じ取ることができる。だからこそ、笑い声が上がった瞬間は、役者も一気に気持ちが乗ってくるし、またその逆に”笑い声”や”反応”が客席からなかったら一気に不安になる


カサハラ
「はい・・・」


UP
「まぁ、その日の客層によっては、笑い声は聞こえなくても、実は心の中でお客さんは大笑いしてくれてたり、本当は大声で笑いたいけど、周りが静かだと笑い声を控えてしまったり・・って、状況も多々あるからね〜」


カサハラ
「な、なるほど・・」


UPさん
「だから、本当に大切なことは、お客さんの反応に一喜一憂しないで、毎日の稽古で積み重ねてきたものを、しっかりとお客さんの前で披露すること」


カサハラ
「はい・・」


UP
「そうすれば、絶対にお客さんに”笑い”をお届けできるはずだから。脚本と、演出家と、自分自身を信じて演ることだよ〜


カサハラ
「はい・・!ありがとうございます・・!!」

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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。