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オリジナル曲という“アドバンテージ”




「あ、上位陣のメンバーのほとんどが・・・





“オリジナル曲”を歌ってる・・!!」





そう、そこである。


僕と“上位陣”の明らかな違いは

審査会で披露した曲が・・・


“コピー曲”

“オリジナル曲”





という大きな違いだったのだ。





養成所のレッスンが
開始してから3か月。


あの
“某国民的男性アイドルグループ”の
作曲にも携わっていた、

講師“F”のDTM(作曲)の授業。



講師“F”の厳しくも優しい教えに
僕もしっかりと食らいつき・・・


“作曲とはなんぞや”


と言うところから


知識・技術ともに、
たくさん学ばせてもらった。


しかし・・・


実際、作曲に挑戦してみると、


講師”F“から教わった知識や技術を
無理やり詰め込もうとし・・・


さらには、
最初から“クオリティ”にこだわりすぎて・・・
(※それほどの作曲スキルもない中で)




7月の審査会に“オリジナル曲”の完成を
間に合わせることができなかったのだ。






審査会では“オリジナル”曲を歌うことを
講師陣から勧められてはいるが


用意できなかった場合には“コピー曲”で
パフォーマンスすることも許されている。




僕は“オリジナル曲”の完成が
間に合わなかったので

7月審査会では、
この養成所の特待生オーディションでも歌った・・・




福山雅治の
“無敵のキミ”という

“コピー曲”


で臨んだ。



そして、その結果が・・・



“40位”だったのだ。






「やはり、オリジナル曲という
アドバンテージは大きいのか・・・」






しかし、10月オーディション組(認められた組)に入るためには、
次の9月審査会で“上位10人”に必ず入れなければならない。




「僕も、本気でオリジナル曲の
“作曲”に取り掛からなければ・・!」







9月審査会まで、 残された時間は“2か月”



今度は必死に
“オリジナル曲”の制作を進めた。





曲を作るのは本当に難しい。




歌詞やメロディーを
考えることはもちろんのこと・・・


作曲ソフトを駆使し、ドラムでリズムを取りながら
ギターやピアノ、ベースの音を組み込んでいく。


講師“F”から学んだ中から、
自分に“必要な部分”だけをしっかり抽出し


クオリティにこだわりすぎず、
少し粗削りながらも・・・ついに



“僕のオリジナル曲”



を作り上げた。




「僕のオリジナル曲」はイメージ的には
福山雅治の“桜坂”みたいな感じの曲調。



ちなみにアップテンポな楽曲の
制作も考えたが・・・



審査会の上位陣の選曲が
どちらかというと“バラード”よりな傾向と、


レッスン時に講師がチラッと


「アップテンポよりもバラードの方が、
歌唱スキルが必要になる」



と言っていたのを思い出して・・・




“歌唱スキルが必要なバラードソング”



こそ、審査会で評価される
“オリジナル曲”である・・・






という、分析結果を出した。




この時点で、
運命の9月定期審査会までは・・



“残り2週間”。



僕は再び、
養成所のレッスン後に個人練習や、
大学の帰りにカラオケで


“僕のオリジナル曲”



の練習に明け暮れた。




そして、
ここでもう一つ大事なことは


“客観的な意見も取り入れる”


ということ。




同じクラスの仲間にも練習に付き合ってもらって
助言やアドバイスももらい・・・




“これでダメならもう音楽は諦めよう”




本気でそう思えるほどの準備をして・・・


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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。