#オーディション #コラム #俳優 #新潟 #新発田市 #養成所
SEARCH

「自分らしさ」とは・・そして決断




僕は、
マーシーの後ろ姿を見送ったあと。



手洗い場の
鏡の前に立ち、考えた。




じっと鏡に映った自分を見つめ
何が「自分らしさ」なのか。






僕が、演じることの理由、意味。
違和感を生み出さない演技。



無理はしていないか・・
不自然な部分はないか・・



僕はこの日の為に用意した
30秒の演技プランを見直してみた。



長髪の業界人っぽい
教務主任の助言を受けて、


映画「豚がいた教室」の
ワンシーンをもとに考えた30秒の演技プラン。


演技の内容は
「卒業式の日」のワンシーン。
僕は、3年5組の担任教師の役。


卒業式の後、最後のホームルームで
巣立つ生徒たちに向けて
メッセージを送るという・・・


少ししんみりとした
30秒のストーリー。





何度も練習を繰り返して、
教務主任からも一応「及第点」をもらったけれど・・・






本当にこの演技プランに
「自分らしさ」は備わっているのか。







「いや・・・


このままではきっとダメだ」








本番まで、
およそ1時間弱。




僕は鏡の前で、
作り上げてきた演技プランを・・・







“大きく変える”ことを決断した。







つづく・・・






P.S


まず、2点謝罪させていただきます・・汗

諸事情で2週ほどコラムをお休みさせていただいておりました・・
楽しみにしていただいたみなさん、ごめんなさい!!(涙)

そして、前回の終わりに「次回で養成所の話は最後!」と言っておりましたが、書いてみるとかなりボリューミーになってしまったので、まだ来週も養成所篇は続きます(汗)


次回!!

ついに「勝負のオーディション」を迎えたカサハラ青年。しかし、当日になり自分を「客観視」することの重要性に気づいたカサハラ青年は、なんと用意してきた演技プランの変更を急遽決断する・・・本番まであと1時間弱。果たして、勝負のオーディションはうまく行くのか!?そして、オーディション後に待っていた衝撃の展開とは・・・

お楽しみに~!



カサハラケント

Twitter
Instagram



19 件
〈 4 / 4 〉
カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。