幼少期からいろいろと
ポジティブな経験を積みながら
生きてきたカサハラ少年でしたが・・
高校に入学してから様々な
”現実”に直面することになります。
まず、高校は地元の
”新発田”から少し離れた
”新潟市内”の
とある高校へと進みます。
その高校は高いレベルで
文武両道を掲げており・・
頭脳明晰な人から
スポーツ推薦で入学するような
一芸に秀でた人まで・・・
いわゆる”才能にあふれた”
人が集まる学校でした。
僕自身も中学までは
勉強はそこそこできるかも
運動もそこそこできるかも
くらいに思っていたのですが・・
高校に入ってからは
学力で壁にぶち当たり・・
サッカー部に入ったものの
レベルの高さにぶち当たり・・
いろいろな部分で初めて
”挫折”というものを味わいました。
さらに、同級生たちは県内の
さまざまな地域から集まってくるので
多少の”価値観”の違いもあり
地域によっては
”訛り”や”方言”もあるので・・
「うまく会話ができない・・・」
と、惑うことも多く
馴染むことに苦労することもありました。
ただここで
僕が気付けたことは・・
「まぁ、あんまり頑張りすぎなくてもいいのかな〜」
ということ。
無理して周りのペースに
ついていこうとすれば・・・
たぶんどこかで
ボロボロ壊れてしまいそうで・・
いい方の意味で
”いろいろと諦める勇気”
を高校時代に経験することが
できた気がします。
でも、そう思えるまでは
結構辛い部分もあったりして
「もっと上のステージで頑張りたい」
「ここで諦めたらすべてが終わる」
自分の理想はもっと先にあるんだ
という気持ちに区切りをつけるのは・・
これ以上ないほど悔しい
気持ちになったけれど。
その後に
”自分が輝けそうな場所”
に出会えてからは・・・
残りの高校生活もわりと
気楽に楽しく過ごすことができました。
このときの経験は
その後の”役者人生”でも
大きく影響している部分があって
”何が自分にとってベストな方法なのか”
ということを常日頃から、
考えるきっかけになったと思えています。