いまが“満開” 脂がのった旬の味覚 養殖サクラマスの水揚げ《新潟》
「日本海の荒波にもまれ、脂ものっている」佐渡市の養殖場 脂がのった旬のサクラマス水揚げ 刺身や寿司として人気
サクラの時期はまもなく終わりますが、こちらは今が満開です。佐渡市の養殖場ではサイズが大きく脂がのった旬のサクラマスが次々と水揚げされています。
今が“満開” 佐渡市でサクラマスの水揚げ
「日本海の荒波にもまれ、脂ものっている」出荷シーズン
網がたわむほど大ぶりで活きのいいサクラマス。
佐渡市両津湾にある弓ヶ浜水産の養殖場では、いまサクラマスの出荷がシーズンを迎えています。
佐渡の海は深く、流れが速いため、サクラマスの運動量が増え、身が引き締まるといいます。
特にことしは水温が低く良い状態で育ったため、サイズが大きく、脂ののりも良いということです。
この日の水揚げは約8トン、4000匹。
水揚げされたサクラマスはすぐに活き締めにして出荷されます。
<弓ヶ浜水産 宮 健士朗さん>
「日本海の荒波にもまれて、かなり身も引き締まって、脂ものっているので、ぜひ食べてみてほしいですね」
華やかなオレンジ色の身は柔らかく上品な脂ののりが特徴です。
「佐渡さくらます」としてブランド化 寿司店にも
「佐渡さくらます」としてブランド化され、県内や関東のスーパーのほか、寿司店にも出荷されています。
水揚げ当日に出荷が可能なため、鮮度が良く、刺身や寿司として人気が高いほか、焼き物などさまざまな調理法で楽しめます。
<山津水産 青野 泰之さん>
「ことしは他の産地に関しては生育がよくなかったりと厳しい状態が国産サーモンは続いているが、あそこ(佐渡)に関しては例年並み、もしくは例年以上に魚体も大きくなって、すばらしいものが提供できると思う」
県内の桜は徐々に葉桜に変わってきましたが、旬のサクラマスは今が満開。
水揚げは4月末まで続き、あわせて50トンを出荷する見込みです。
弓ヶ浜水産ではその後、銀ザケの水揚げが始まり、6月上旬まで作業が続きます。