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しっくり出来ていない状態

最終稽古が終わったあと
旅劇団の団長さん行きつけのスナックで、

”稽古打ち”が行われた。

※稽古打ちとは、全ての稽古が終わった後に行われる打ち上げのこと。これから迎える本番に向けての決起会のような意味合いもある


稽古の開始当初は
みな遠慮気味だったけれど・・・

およそ1ヶ月半ほぼ毎日
稽古で一緒に過ごしていると
自然と打ち解けることができて

この日の夜は、

美味しい料理とお酒を囲んで
みなワイワイと楽しんだ。


稽古当初から一貫として
”怖い印象”だった強爺も・・

無事に稽古が終了したことでの安堵感からか
この日はいつもと違って穏やかな表情に変わり・・


「私の満足のいく仕上がりになった」


とまんざら喜んでいた様子だった。

そんな強爺の言葉を聞いて
僕も少し安心することができた。


だけど・・・


「(これで、良いのだろうか・・・)」


作品のクオリティとしては・・・

きっと側から見れば、
自信を持ってお届けできるもの
に仕上がったのだと思う。


でも・・・


その作品に”主人公”として出ずっぱりに
なっている僕としては、不安でしかなかった。


「(主人公の僕が、しっくり出来ていない状態のままで本当に良いのだろうか・・・?)」

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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。

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