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改めて

とは言っても・・

実のところちゃんと構成は
考えたりはしていたのだが・・


「うんうん、この流れは面白いな〜」

「いや、こっちの展開が良いかもしれないな・・・」

「うーん、なんかしっくりこない・・」

「設定を変えてみたらどうだろう?」

「いや〜、やっぱりさっきの方がいいかなぁ・・」

「うーん、どの展開も捨てがたい・・」



と。

考えれば考えるほど
ドツボにハマっていき・・


自分が面白いと思う展開を
1本のストーリーとして繋いでいくには

どうしても無理が生じていき・・


そこから先に
ずっと進まなかったのだ。



ということを正直に
ケイスケに弁明すると・・


ケイスケ
「いや、それは分かります。俺もそんな感じでしたもん。笑」


カサハラ
「やっぱり、ケイスケもそうなったよね」


ケイスケ
「だから俺は短編に分けていくつかのストーリーを書いてみた感じです」


そう。

そこがケイスケの
いい発想だったのだ。


カサハラ
「いやね、ケイスケが短編書いてきたときは、その手があったか!て思ったもん」


ケイスケ
「でもね、なんかそれを短編で分けちゃうと、1本1本がちょっと薄味になるっていうかね〜」


カサハラ
「あ〜なるほどね〜」


ケイスケ
「脚本書くのって難しいなって」


カサハラ
「脚本家って、すごいよな〜。改めて」


ケイスケ
「そうっすね〜」


という感じで・・・


その日はお酒を交わしながら2人で
脚本の難しさに耽るだけの時間を過ごした。


そして、とりあえず

・台本をどうするか

問題に関しては・・・


改めて期限を
1ヶ月後に設定して・・


2人それぞれ挑戦してみて
どうするか決断しようという話になった。
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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。

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