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<99> 第6章(最終章)「創り手へ」〜 奇跡という言葉はこういう時に使うものなのかもしれない。 〜 | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2024.09.05

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「ケントさん、俺と一緒に舞台作りません?」とある舞台の打ち上げで、共演者のケイスケから予想もしていなかった話を持ちかけられた。これまでは”出演する”側、ばかりだったカサハラ青年だが、このケイスケの一言をキッカケに・・・そのステージは、だんだんと”創り手”側に、移り変わっていくことになるのだった。これが、カサハラ青年の役者物語の「最終章」となる。

前回までのあらすじ

「ケントさん、俺と一緒に舞台作りません?」

とある舞台の打ち上げで・・

共演者のケイスケから
予想もしていなかった話を持ちかけられた。

これまでは”出演する”側、
ばかりだったカサハラ青年だが

このケイスケの一言をキッカケに・・・

そのステージは、だんだんと
”創り手”​側に移り変わっていくことになるのだった。

これが

カサハラ青年の役者物語の
「最終章」となる。

ただの現実逃避


カサハラ
「(こ、◯ろされる・・・こんなことしたら、ケイスケに◯される・・)」

しかし、僕の手は止まらない。

2人芝居の本番まで
3週間を切った最中・・

いや、さらに言えば
まだ2人芝居の

”台本ができてもいない”最中・・

特に誰かから
お願いされた訳でもない

言ってしまえば
余計なお世話。

完全なる自己満足。

いや、もはや・・・

ただの現実逃避


そんな思いも
頭をよぎりながら

いや、頭の中では
「今すぐに辞めろ」

と信号を出し続けていても・・


僕の手は止まらない。


全くもって
必要とされていない。


さるが悪者にならない
ようにするための

「新釈・さるかに合戦」

なる台本をただただ
執筆し続けてしまった。
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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。

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