UPさん
「ケントは、あの社長さんの演出する舞台しか、舞台を経験してない感じ?リアルを追求するタイプの」
カサハラ
「あ、そうですね・・・あれから、何度か社長の演出する”リアルを追求する”舞台にも出演させていただいたんですが・・・ここ1年くらいは”旅劇団”に所属して、”表現演技”を学ぶ修行というのも経験してきました・・!」
UPさん
「そっか!なら少し安心かも〜」
カサハラ
「え?」
UPさん
「いや、今回の舞台が”コメディ”だからさ、いつもケントがやってる”社長さん演出の舞台”とは真逆のタイプの作品になってしまうから、適応できるか少し心配でね〜」
カサハラ
「確かに社長も、その辺は懸念しているようでした・・・」
UPさん
「でも、1年間”表現演技”ってのを学んできたなら、まぁ大丈夫かもね〜!あ、ちなみに、台本読みしてわかってもらったと思うけど・・・」
カサハラ
「・・・はい?」
UPさん
「ケントの今回の配役は、このコメディ舞台で一番重要な”三枚目”のポジションだからね」
カサハラ
「さ、三枚目・・とは?」
UPさん
「まぁ、簡単に言うと”お笑い担当”ってところかな?」
カサハラ
「お、お笑い担当・・!?」
UPさん
「この脚本は、読んでもらったとおり、ストーリーだけでも十分なほど面白い。だけど、その面白さを200%に引き上げるのも、はたまた面白さを台無しにしてしまうのも・・・”役者の技量次第”」
カサハラ
「や、役者の技量次第・・・?!」
UPさん
「そう。このコメディ舞台が成功するかは・・・ケントにかかってるからね♡」
カサハラ
「え・・・えぇえええええ!?!?!?!?」