旅劇団での1年間の役者修行を終えて、
東京に帰ってきたカサハラ青年。
”究極の表現演技”を身につけることで、
社長の求める”究極のリアル演技”に近づくことができる・・はず。
そう信じていたカサハラ青年だったが・・
彼を待ち受けていたのは、
予想だにしない”笑撃”の展開。
コメディ舞台への挑戦だった・・・
『もしケントが、今日の”噛んでしまった”という結果を踏まえて、明日から”守り”に入ってしまったら、お化けハンター2人のバランスは、きっと崩れてしまう。それが全体にも悪影響を生んでしまう可能性だってある。だからこそ、ケントには、このコメディ舞台で、どんどん攻めていってほしい』
『だからって、セリフを噛むことを容認するわけじゃ無いよ。勢いを持ったまま、セリフを噛まないこと。これが千秋楽までにケントに俺から課す”課題”だよ』
UPさんから出された
課題というものは・・・
僕にとってかなり
”ハードル”の高いものとなった。
初日を終えて個人的に感じた
客席からの反応、手応え。
そして・・・
要所要所で歯止めが効かずに
セリフを噛んでしまうという反省点。
それらを踏まえて2日目からの
”コメディ舞台本番”では・・・
”最高の芝居”
”最高の笑い”
を届けようと必死になった。
しかし・・
そこは簡単に
いくものではなく。
自分をコントロールすることの
難しさというものをこのコメディ舞台を通じて
痛感することとなったのだ。