僕は昔のカメラマンさんに
指示された場所に立つと・・・
「パシャ!ピピピ・・・」
おもむろに撮影はスタートした。
きっと緊張をやわらげるための
昔のカメラマンさんの作戦なのだろうか・・
その後も途切れることなく
シャッターは切られ続けた。
取られている最中は
昔のカメラマンさんから
”僕が役者になったキッカケ”など、
いろんな会話をすくい上げてくれて
僕はリラックスした状態で撮影に臨むことが出来た。
そして、およそ15分後・・・
昔のカメラマンさん
「よし、一旦チェックしよう~」
昔のカメラマンさんはそう言うと
パソコンの画面を僕に向けて一枚一枚確認させてくれた。
カサハラ
「・・・あ~いいですね・・!!」
写真をチェックしながら
自然と僕はそう漏らしてしまった。
本当に良い写真ばかりなのだ。
緊張する暇もなくリラックス状態にもっていく
昔のカメラマンさんのテクニックには本当に脱帽だった。
昔のカメラマンさん
「うん、良い感じだね。私服のプロフィール写真は、やっぱり自然体に見えると良いから、うん、OKでしょう~!」
カサハラ
「ありがとうございます・・!」