秋あがり、今回の初鮎。
それぞれ様々な温度帯で飲み比べても、お酒の滑らかさがかなり良い。
お米の旨味も優しく馴染んでいました。
美味しいお酒の条件には
・低温で一定に管理されること
・「水、米、麹」が肝
と言われています。
鮎正宗酒造のある猿橋地域は豪雪地域。
「雪」で蔵全体が低温に保たれます。
そして酒造りの酒質全体を左右する「水」も、酒蔵内に豊富に湧いてくる伏流水を使用。
その量、毎時6トン。
と言われてもなかなかピンときませんよね。
皆様、小学校の25mプールを思い出してください。
このプールが2日ほどで満杯になるくらいの水量です。
…湧水、かなりの水量ですね!
(25mプール=約300トンで計算)
この豊富な水で洗米、浸漬、仕込み水、すべてをまかなっているので、
清らかで甘みを感じる質感が生まれています。
雪解け水が山で濾され、湧水として蔵にやってくる自然の恵み。
そこに想いを馳せながらぜひ、春の訪れを味わっていただきたいです。