第14弾「20度の生原酒を美味しく飲むには」|【R20ここだけの話】気になる日本酒、語らせて
【R20ここだけの話】~気になる日本酒、語らせて~
2022.12.18
知る人ぞ知る新潟の銘酒について、元日本酒翻訳家が独断で選び、語るコーナー。「〆張鶴のしぼりたて生原酒」はアルコール度数なんと20度!飲み切れるか自信なかったところに、大学時代の友人Yちゃんがお泊りに来ることに。今回は彼女と一緒に語ります。
「生原酒」のアルコール度数、た、高い!
夏至のころにスタートして、
気づけばもうすぐで冬至。
様々な美味しい日本酒に出会えて幸せな1年でした。
この時期アツアツのお鍋と一緒に、新酒やにごり酒を楽しむことが多くなるのですが、
今回は挑戦したいお酒がありまして、それが
『〆張鶴しぼりたて生原酒』
なんとアルコール度数が20度もあるんです。
清酒の定義のひとつに「アルコール度数22度未満」と指定されているので、
日本酒としてはかなり度数の高いものに。
そして、生酒なのでできるだけ早めに味わいたい!
けど、一人で1カ月以内に飲み切る自信がない…
そんなタイミングで大学時代の友人Yちゃんから連絡が来ました。
Yちゃん「もしもし、ぬるちゃん?今週の金曜日に出張で新潟行くんだけど」
ぬるこ 「うち来る?新潟限定の美味しいお酒そろってるよ~」
Yちゃん「ぜひ、泊めて!!!」
彼女は私以上に飲める日本酒女子。
こんな強力な助っ人が来るので開催しました。
私のお家で「〆張鶴しぼりたて生原酒」を飲む女子会!!
遠方より “酒友” 来たり!!
Yちゃん「新潟といえば、日本酒と魚よね~♪うまうま♪」
ぬるこ 「Yちゃん、〆張鶴しぼりたて生原酒あるけど、さっそく開ける?」
Yちゃん「もちろん!おすすめの飲み方は『冷やしてもしくはオンザロック』なんだね。」
冷蔵庫から出したばかりの、キンキンに冷えた温度帯から、
「「いただきます!」」
Yちゃん「香りがまさにメロン。あまーい」
ぬるこ 「口当たりもメロン。ほんのり甘く感じるね。」
Yちゃん「かといって、ジューシーすぎることなくすっきりしてて飲みやすい。シュワシュワ感(発泡感)がたまらないね!」
ぬるこ 「思ってたよりガツンとくるわけでもなく、飲みやすいね。実は『度数強いし、のど焼けしそうな辛さだったらどうしよう』ってビビってた(笑)」
美味しいな~と、いつも通りに飲み続けていると、
ふわ~と体が浮くような心地に…
Yちゃん「あかん、和らぎ水を飲まねば!!」
皆さま、言霊って信じますか?
私は文芸部の友人から「温ちゃんの『温』って、ぬる燗の『ぬる』なんだね。明日から『ぬるこ』って呼ぶね!」
と言われ、(20歳超えてから)日本酒が好きになり、好きが高じて、気づいたら商社で日本酒の翻訳を担当していました。
新潟の日本酒について語り、皆さまに「このお酒飲んでみたい」と思われるような記事をお届けします。