およそ10分後・・
お化けハンターの登場シーンが終了し・・
僕とショウコは、楽屋に戻ってきた。
すると・・・
楽屋の中から他のキャストが
笑顔で僕らを迎え入れてくれた。
「いやぁ〜最高だったね!」
「一気に、客席の空気が変わったよ〜!」
「これで、みんな勢いに乗っていけるね!」
そう。
僕らお化けハンターのシーンは・・・
客席から”笑い声”を
引き出すことができたのだ。
ショウコ
「やったね!アカイさん!」
カサハラ
「はい・・ありがとうございます・・!!」
この後・・
他のシーンでも
どんどん笑いが起き始め・・
トネガワ作品は台本通りに
お客さんに笑いを届け続けた。
が、しかし・・・
そんな最高潮な状況も
”とあるシーン”
をきっかけに、その流れは・・
ピタッと止まってしまったのだ。