それもそのはず。
台本というのは・・
その舞台の評価が
”大きく左右される”
重要なもの。
面白くない台本で
舞台を打つなんて以ての外。
「つまらない台本で、どうして舞台をやる必要があるのだ?」
根本的な部分だ。
だからこそ、僕らは悩んだ。
一度も台本を書いた
ことのない僕ら2人が
ただただ
”挑戦”と題打って
お客さんに時間とお金を
掛けて見に来てもらって
ちゃんと満足してもらえる
舞台を作り上げることができるのか?
もしかしたら結果的には
僕らの挑戦を
「頑張ったね」
と評価してくれる
人もいるかもしれない。
それを聞いて
僕らは達成感と満足感を
得ることになるかもしれない。
ただ、そんなことで・・
その先に何が残るのだ?
それじゃ絶対ダメなのだ。
まだまだ役者として
ペーペーな僕らでも・・・
僕らなりにもちゃんと
大事なことは分かっている。
だからこそ
台本をどうするか?
に関しては
一番慎重に考えていった。