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<13>『テレビに出る人』になりたくて【その9】～「熱海になんて行ってる場合じゃねぇ！！」～　|　新発田出身カサハラケントの【コラムって何書けばいいんですか？】

僕は足早に

そして、翌朝。

僕はチェックアウトすると。

足早に、駅に向かった。

早くも前日の“審査会”の結果が
養成所の掲示板に張り出されていると、連絡を受けたのだ。

熱海駅始発の東海道線に乗り、
そのまま都内の方へ。

一度だけ乗り換えて、
養成所の最寄り駅に着くと・・

だんだんと、緊張感が増してくる。

「この結果が、
僕の人生を大きく左右することになるかもしれない・・」

不安で押しつぶされそうになるも、

ここまでの数か月間の猛練習と、
“準特待生として入学”できた自分の可能性を信じて・・・

僕は、養成所の扉を押し開けた。

結果が張られているという掲示板の元へ向かうと、
すでに何人かが自らの審査結果を確認しているようだった。

僕も後ろの方から、
恐る恐るその結果を覗いてみた。

すると・・・・

「熱海になんて行ってる場合じゃねぇ！！」

僕の“10月オーディション組に選ばれる”という予定は・・

早くも“黄色信号”が灯ってしまった。

つづく・・

P.S.

「40位」という審査結果を見たときは本当に漠然としたと同時に、
一気に自身がなくなりましたね・・汗

それまであれほどまで自信満々だった僕も初めて
「現実」を目の当たりにした瞬間でした(笑)

後半の話ですが、本当に帰りの電車に乗ってる最中に
「あ、熱海にいこう」と思い立っていきました。笑

最初はプラプラ散策するだけの予定でしたが、
そこも「一泊しちゃおう」的な軽いノリで。

僕にとってワクワクする選択をするときが、
一番の気分転換だったりします。笑

さて、次回！

7月の定期審査会でまさかの”40位”という結果に落胆してしまう、カサハラ青年。

「このままでは、10月のオーディション組に入れない・・・」

かなり焦ったカサハラ青年であったが
「いや、9月の審査会で巻き返せばまだ可能性はあるはずだ！」とポジティブに切り替える。

そして、カサハラ青年に待っていた衝撃の展開が・・・

お楽しみに～！

カサハラケント

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カサハラケント

カサハラケント　(笠原賢人) 1988年5月17日生まれ新潟県新発田市（旧紫雲寺町）出身 2011年、大学を卒業後、役者・絵描き・クリエイター活動を開始。役者としては、主に舞台(40本以上)やCM等で活動。絵描き・クリエイターとしては、個人や企業・行政から依頼多数。横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、地元新発田市の図書館で個展も開催。また、2018年からは新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。その他にも、舞台やコントライブの脚本や、人気バンドユニットの小道具制作など幅広くクリエイター活動を展開。将来の夢は、「新発田で映画を撮る」こと。そして、全国の人に「新発田」を「しばた」と読んでもらえるようになること。

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