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<57> 第3章「職業:役者」~ 本気のぶつかり合い。今、開幕 ~ | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2023.08.10

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遂に、役者人生初めての”稽古”に参加するカサハラ青年。紆余曲折ありながらも、何とか食らいついていき、自身の演じる役である”神谷椎太郎”のキャラクターをどんどん作り上げていく中・・本番まであと5日というところで、突然、演出家から「遺族たちにもセリフを与えよう」と切り出された。本来ならば喜ばしい展開のはずだが・・・お芝居ド素人のカサハラ青年にとっては、とてつもないプレッシャーとなり、結局、セリフを与えてもらえずに終わってしまった・・そして、フワフワとした、不完全なままの”神谷椎太郎”というキャラクターを引き下げ、ついに”小屋入り。そして、”場当たり”が行われている最中、完全ヤンキーからとある”お題”を出され・・さらにカサハラ青年は、頭を抱えるのであったが・・・遂に、その正解となる”コミュニケーション”の重要さに気づくことができたのであった・・!!

前回までのあらすじ

遂に、役者人生初めての
”稽古”に参加するカサハラ青年。


紆余曲折ありながらも
何とか食らいついていき・・


自身の演じる役である
”神谷椎太郎”のキャラクターを
どんどん作り上げていく中・・

本番まであと5日というところで
突然、演出家から

遺族たちにもセリフを与えよう

と切り出された。


本来ならば喜ばしい
展開のはずだが・・・

お芝居ド素人のカサハラ青年にとっては
とてつもないプレッシャーとなり

結局、セリフを与えて
もらえずに終わってしまった・・



そして、フワフワとした不完全なままの
”神谷椎太郎”というキャラクターを引き下げ
ついに”小屋入り。


そして、”場当たり”が行われている最中
完全ヤンキーからとある”お題”を出され・・

さらにカサハラ青年は、
頭を抱えるのであったが・・・


その正解となる”コミュニケーション”の
重要さに気づくことができたのであった・・!!



舞台は”みんなで作るもの”



小屋(劇場)入り2日目。


この日、無事にすべての
シーンの場当たりが終了した。


完全ヤンキーから出された
お題に対しての”自分なりの答え”である


”お芝居中にみんなと目が合わせる”
という演技をするうえでとても大事な

“コミュニケーション”にも
気づくことができ・・


お芝居中に

”神谷椎太郎”の存在というものも
みんなに認識してもらえたことが・・・


とても嬉しかった。


やっと、神谷椎太郎が
この作品の中に”生まれ落ちた”

そんな感覚が宿った。


そう・・

思い返してみれば、いつも僕は
”自分でなんとかしないと”と思いがちだった。


それは普段の生活だけでなく
今回の役作りに関しても。


神谷椎太郎という
キャラクターを探求していく中で・・

1人で考えて考えて考えすぎて
どんどん沼にハマって行って

全くと言っていいほど”周りを見渡すこと”が
みんなと”目を合わせる”ことが出来ていなかった。



そんなとき
声をかけてくれた完全ヤンキー。


彼のおかけで

”もっと誰かに頼って良いんだ”

そう思えることができた。


舞台は”みんなで作るもの”


そう彼は言っていたけれど
それは決して舞台・作品に限ったことではない。


それぞれのキャラクターや役作りもみんなの協力、
みんなとのコミュニケーションの上に成り立つものなのだ。

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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。