今回は竹田酒造店の竹田さんから、書面にて回答いただきました。
Q1、『夏のにごり酒』はなんでさっぱりしているの?
そうですね、特徴 と 開発の経緯 にお話を分けますね。
竹田酒造店では春と夏に出すのですが、それぞれこんな特徴があります。
春:新酒も入って若々しい味
夏:お酒が熟してきて落ち着きのある味
さっぱりしている理由ですが、
弊社の社長、一般的な濃いにごり酒が苦手でして。
「これなら飲める」というものを探った結果「さらっと&さっぱり」にたどり着きました。
Q2、おすすめの飲み方を教えてください
社長おすすめの飲み方は「ぬる燗」。
と言っても、湯煎で熱燗(45℃)くらいまで温めます。
(ぬるこ: ん? 熱燗でぬる燗って、どういうこと?)
澱(おり)が入っていると通常のぬる燗(40℃くらい)だと味がぼんやりするので、
熱燗(45℃)くらいにするのがポイントです。
にごり酒の特性なのか、飲むときにはぬる燗(40℃)くらいの温度に感じるんですよ。
『実質、ぬる燗』と言ってもいいかもしれません。
(そういうことか!)
湯煎で45℃。
焼酎のお湯割り用の酒器に耐熱ガラスのコップを入れて、湯煎しているところ。
にごり酒を入れたコップのまわりに沸騰したお湯を入れて1分30秒くらいでした。
※素材によって燗付けの時間が変わります。
ポイントは、湯煎で温めること。
こうすると、電子レンジ燗では味わえないうまみ と まろやかさが生まれて格別です。
もちろん冷やしても美味しいので、
温度帯ごとの味わいの違いを飲み比べても楽しいですね。
Q3、ぜひ、おすすめの肴も教えてください
塩サバや、イワシのフライなど、
脂ののった青魚がおすすめです♪
おいしそうです!
今晩イワシ料理作ろうとしていたので、晩酌が楽しみです。
4合瓶が空になる前に試してみます。
ありがとうございました!!
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皆さま、言霊って信じますか?
私は文芸部の友人から「温ちゃんの『温』って、ぬる燗の『ぬる』なんだね。明日から『ぬるこ』って呼ぶね!」
と言われ、(20歳超えてから)日本酒が好きになり、好きが高じて、気づいたら商社で日本酒の翻訳を担当していました。
新潟の日本酒について語り、皆さまに「このお酒飲んでみたい」と思われるような記事をお届けします。