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【緊迫】11人がケガ…クマ出没が相次ぐ新潟県内 需要高まるクマ捕獲用“わな”《新潟》

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2025.10.15

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「クマ出没特別警報」が出る新潟県。ケガ人は11人に上る。出没や目撃情報が相次ぐ中、クマ捕獲用の“わな”の需要が高まっています。

クマ被害11人に…ドライブレコーダーに飛び出すクマが!

ことし、クマに襲われケガをした人は県内で11人にのぼり県内には「クマ出没特別警報」がでています。
全国でも被害が広がる中クマを捕獲する罠に注文が相次いでいます

消防車に設置されたドライブレコーダーの映像。
10月9日、十日町市内を走行中、右側から飛び出してきた1頭のクマ。
車両にぶつかりその後姿が見えなくなったといいます。

「怖い!上がる」用水路には親子か?クマ3頭の姿が・・・

一方、10月6日の新発田市。

クマの鳴き声のようなものが聞こえ近づいてみると・・用水路に3頭のクマの姿が確認されました。
親グマが子どもとみられるクマを助け出そうとしているようにも見えます。
一番大きなクマが一度水路から脱出しますが・・ほかの二頭が出られないため逆戻り。

このあと3頭のクマは猟友会によって捕獲されたということです。

クマ出没特別警報が発表されている県内。ことしケガをした人は11人にのぼります。

「街中でも増えるクマ」…捕獲用の“わな”需要高まる

そうした中、需要が高まっているのがクマを捕獲するための罠です。

こちらは燕市で20年ほど前からクマ用の罠の製造を手掛けている栄工業・・・

クマ用の罠は数年前まで年間の出荷数が10基ほどでしたがことしは30基ほど出荷する見込みだといいます。
山村則子代表取締役社長
「現状として出荷の数をみるとかなり増えているな問い合わせも非常に多くなっています。山が近いところだけでなく街中のところでも増えているので」
栄工業の罠は筒状の鉄板に覆われているのが特徴です

リポート
「体長1.5メートルの私もクマの罠を体験してみます。暗いので気になって入りたくなるかもしれないです。奥のワイヤーを押してみると大きい音がして扉が閉まりました。中はかなり狭いので後ずさりをするくらいしか身動きはとれません。ただ若干スペースはあるので寝ることはできそうですね」

山村則子代表取締役社長
「クマの習性って穴に入るイメージですよね冬眠するのもこういった穴の中に入るイメージもありますのでより警戒心なくこういったものに入ってもらうようにわざと丸くしてあります」

また罠を鉄板で作ることでクマが爪や牙を立てることができず人にもクマにも安全なつくりになっているといいます。
山村則子代表取締役社長
「動物たちとちゃんと共存共生できるような社会になればもしかするとこういった道具の必要性は下がるかもしれないただ今の時点ではどうしても頭数の管理っていう部分で捕獲をしていかなければならないっていう現状の中で。優しさを持って捕獲するというそういったところでいまクマはこういう形で作らせてもらっています」

罠を見かけても動物がかかっている可能性があるため近づかないでほしいということです。

相次ぐクマによる被害。

県は出かける際は複数で行動し、音の鳴るものを携帯するよう呼びかけています。
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