上杉謙信の愛刀「山鳥毛」を公開 国宝「太刀・無銘一文字」 8月23日・24日に開催「謙信公祭」100回記念 《新潟》
上越市で毎年行われる戦国武将・上杉謙信をたたえる祭り「謙信公祭」がことしで100回目を迎えます。これを記念して謙信公が愛用したとされる太刀「山鳥毛」が、報道陣に公開されました。8月13日から24日までの一般観覧は、すでに申し込みが終了していますが、関連商品の購入は可能だということです。
上杉謙信の愛刀「山鳥毛」を公開 8月23日・24日に開催「謙信公祭」100回記念
上越市で毎年行われる戦国武将・上杉謙信をたたえる祭り「謙信公祭」がことしで100回目を迎えます。
これを記念して謙信公が愛用したとされる太刀「山鳥毛」が、報道陣に公開されました。
しなやかな曲線を描き刃先が鋭く光る刀…
上越市立歴史博物館で報道陣向けに公開されたのは、越後の戦国武将上杉謙信が愛用したとされる国宝「太刀・無銘一文字」です。
刃文が華やかで美しく、山鳥の羽毛に例えられたことなどから、「山鳥毛」の愛称で呼ばれ、現在は岡山県の瀬戸内市が所有しています。
実はこの「山鳥毛」…謙信公ゆかりの品をふるさとで保管しようと、上越市が2017年に約3億2000万円の予算を計上して購入を目指しましたが、当時の刀の所有者と金額の折り合いがつかず、購入を断念していました。
そんないきさつのあった山鳥毛ですが、上越市で毎年行われる「謙信公祭」が、ことし100回の節目を迎えることから、瀬戸内市から借りることで初めて上越市で展示されることになったのです。
〈上越市 中川幹太市長〉
「PRをしていきたいと思っておりますし今後の上杉謙信公・春日山城の取り組みにもつなげていきたいと考えている」
8月13日から24日まで行われる「山鳥毛」の一般観覧は、すでに申し込みが終了していますが、関連商品の購入は可能だということです。
愛刀の展示でさらに盛り上がりを見せる第100回「謙信公祭」は8月23日・24日に開かれます。