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一足早く春を感じるイベント「第15回越後長岡ひなものがたり」3月9日まで開催中

イベント

2022.02.28

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長岡市内の大手通商店街を中心に今年も「越後長岡ひなものがたり」が始まりました。それぞれの会場で様々な雛人形に出会えるこのイベント。街歩き、ひな巡り、歴史散策にお出かけください。

今年で15回目

長岡市に古くから伝わる雛人形や雛飾りを、市内各地で鑑賞することのできる「第15回越後長岡ひなものがたり」が今年も2月17日から始まりました。(画像は、会場の一つ「山本五十六記念館」で展示中の元禄雛)
毎年この時期に開かれ、今年で15回目を迎えたこのイベント。今年は市内34ヶ所を会場に、歴史ある元禄雛から創作雛人形など、バラエティに富んだお雛様に街歩きを楽しみながら出会うことができます。(画像は「河井継之助記念館」の与板藩主びな)

長岡社会福祉センタートモシア

会場の一つとなっている、長岡市表町にある長岡社会福祉センター「トモシア」さん。
こちらでは、豪華な七段飾りの雛人形の他、手芸サークルの皆さんが作った「吊り雛」などが展示されています。
子供の健やかな成長を願って作られた「吊り雛」。モチーフとなっている鶴と亀は「子供の長寿」を。そして、こちらの着物には「将来、着る物に困らないように」との願いが込められています。
併設されているカフェスペースでは、開催期間中、特別メニューの「ももセット」(200円)が登場!6種類のおまんじゅうの中から1つと、3種類のお茶の中から1種類を選んでセットにして頂けます。
「①ふきのとう」と「③梅こぶ茶」のセット。薄い緑色のあんからは、ほんのりフキノトウの香りが漂い、梅こぶ茶の塩味が甘みをより引き立たせます。これは、花より団子になってしまうかもしれませんね。

ギャラリー沙蔵

続いては、トモシアから歩いて3分ほどのところにあります、「ギャラリー沙蔵(さくら)」さん。大正時代に建てられた築100年の蔵を、現在はギャラリーとして活用しています。
蔵の中には、所狭しとお雛様が並んでいます。今回は、江戸時代の雛人形を中心に展示していて、その数、約200体!
当時の雰囲気が伝わりやすくなるよう、一緒に浮世絵も飾られています。中には、高田藩出身の浮世絵師、揚洲周延の作品も見ることができます。
こちらは300年前頃に多く作られた「享保雛」。
雌雛の裾と袖が幾重の層になっていて、厚みのあるのが特徴なのだそう。
300年の時を経て、令和の時代に鑑賞できるありがたみを感じさせてくれます。
続いて、こちらは「古今雛」。江戸を象徴する「享保雛」や「次郎左衛門雛」「有職雛」など、名前のあるものが多く残されていますが、この他の名前の無いものを総称として「古今雛」と呼んでいます。
こちらの雌雛の袖には、唐獅子牡丹が刺繍されていて、特別豪華で素晴らしい!
変わっては、明治時代の雛飾り。だいぶ、現代の様式に近い形となってきましたね。
江戸時代の物には見られなかった三人官女がいるのが特徴なのだそう。雛人形から時代の変遷も見て取れるというのも鑑賞の面白さですね。

3月9日まで開催中

「第15回越後長岡ひなものがたり」は長岡市大手通周辺の他、市内34ヶ所を会場に3月9日(水)まで開催されています。開催時間や休日等につきましては、それぞれの会場によって違いますので、ご注意ください。
少しずつ春の訪れを感じるこの季節。ひな巡りをしながら街歩きもぜひ楽しんでみてくださいね。

お店の情報

■イベントの問い合わせ
長岡観光コンベンション協会

■住所
長岡市大手通2-2-6

■電話番号
0258-32-1187

■URL
https://nagaoka-navi.or.jp
■取材先の名称①
長岡社会福祉センター・トモシア

■住所
長岡市表町2-2-21

■電話番号
0258-94-5588

■営業日時
9:00-22:00(カフェは10:00-16:00)
(休)年末年始
■お店の名前②
ギャラリー沙蔵(さくら)

■住所
長岡市本町1-4-3

■電話番号
0258-39-7093

■営業日時
11:00-17:00
(休)水曜、木曜


※各種情報は取材時のものです。最新の情報は公式サイトなどでご確認下さい。
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