全国有数のコメの産地である魚沼市は25日、ふるさと納税の返礼品のコシヒカリについて、取り扱い業者の1社がコメの在庫不足により発送ができないと発表しました。市は、寄付した人にことし秋の新米まで待ってほしいとお願いしています。
(リポート)
「魚沼市のふるさと納税で大人気の米の返礼品ですが足りなくなるのはもちろん初めてです」
発送できなくなったのは、魚沼市のふるさと納税の返礼品である「魚沼市産コシヒカリ」です。
魚沼市によりますと、去年秋以降、コメの返礼品の申し込みが急増。取り扱い業者1社で想定以上の申し込みがあり、すべての量を確保できなくなったことが4月にわかりました。
発送できないのは去年12月までに返礼品の申し込みを受け付けた188人、604件分の約3トン。定期的にコメを送る返礼品で、5月から9月までのコメが発送できない状況だとということです。
魚沼市では過去に予定した数量に達したことがなく、急激な申し込み増加への対応が遅れたといいます。市は25日、対象の人にメールや手紙でお詫びをするとともに、今年度の新米が出る秋まで待ってもらうようお願いしています。
〈魚沼市地域創生課 吉田英樹 課長〉
「毎月、お米が届くのを楽しみいされていたと思うんですが、ご期待に沿うことができず、本当に申し訳なく思っております」
市は今後、取り扱い業者との連携を強化し在庫の管理や受け付け数量の設定などを徹底するということです。