県は23日、新潟市江南区の県立江南高等特別支援学校で、生徒や職員の個人情報が漏えいする事案が発生したと発表しました。
県教育庁によりますと、4月22日午前11時45分頃、学校職員が学校行事に関する業者宛てのメールを送った際、学校行事に参加する生徒や職員の氏名、住所の記載された文書を添付した状態で、誤ったアドレスへ送信されたことが判明したということです。
添付文書には今年度と昨年度、学校行事に参加の生徒や職員、延べ98人分の氏名や住所の個人情報が記載されていました。
添付ファイルにはパスワードを付与したということですが、実際には誤った手順により、解除された状態で送信されていたため、個人情報の漏えいが発覚しました。
学校は誤ったアドレスに対し削除依頼のメールを送信したといいますが、先方からの返信はないということです。
23日午後3時時点で、情報漏えいによる被害などは判明していないということです。
学校は23日午前に、保護者へ個人情報漏えいについてメールで経緯の説明文書を送付し、24日夜、当該の卒業生と在校生を対象に緊急保護者説明会を開き説明と謝罪を行うということです。
県は再発防止策として、外部へのメール送信時には入力したアドレスや添付ファイルを複数人で確認するチェック体制を再度徹底するとしています。