新潟市西区に住む70歳代の女性が、合わせて324万円をだまし取られる特殊詐欺の被害がありました。
警察によると、ことし2月上旬、女性の自宅に検察官を名乗る男らから電話があり、「あなたの個人情報が盗まれた。東京に来ないと強制捜査になる。事件性があるか分からないので財務局にも調べてもらう。お金を用意してください」などと要求されたということです。
女性が携帯電話の番号を教えると、実在する医療コンサルティング会社を名乗る男から、「東京の医療機関で保険証から個人情報が盗まれた」と連絡があり、金を要求されました。
その後、女性は2月7日に150万円、15日には弁護士費用名目で174万円を、自宅を訪ねてきた「研修生」を名乗る男に手渡したといいます。
女性は相手から「4月1日に口座に返金される」と言われていましたが、連絡が取れなくなったため、警察に相談し、被害が発覚しました。警察が特殊詐欺として捜査を続けています。
警察は捜査機関が現金を要求することは無いとして、不審な電話があった場合は最寄りの警察に相談するよう呼びかけています。