新潟県の上越市は4月22日、小学校で提供された給食の配膳時に蛍光管の破片が混入し、児童が口にする事故があったと23日、発表しました。給食に混入した破片を取りのぞいて給食が継続されていました。
市は23日午後5時30分から会見を行っていて午後6時現在も続いています。
事故があったのは上越市の直江津南小学校です。
異物の混入があったクラスの21人の児童は22日午後8時時点で、体調の異常はないということです。現時点では口にしたのは児童2人、1人は異物を見つけ取り除いたということです。
上越市によりますと22日の正午すぎ、5年生の教室で、給食の配膳時、黒板横に立てかけてあった取り替え後の蛍光管に、介護員の職員が当たって割れ、破片が配膳中の給食に入ったということです。
破片は大小あるということですが一番大きくて1センチ弱くらいということです。
女性の担任と女性介護員の職員が目視で食缶を確認し、担任が異物を取り除きました。その後、配膳した給食を口にした児童2人から「マーボー豆腐に破片が混入している」と申し出がありました。また、別の1人は、ごはんに破片が入っていることを見つけましたが、異物を取り除いて給食を継続したといいます。
原因は以前に交換した蛍光灯を速やかに片付けず、異物を発見したにも関わらず給食を続けたことにあるとしています。
学校は、当日のうちに当該のクラスの保護者に事実を報告し、児童の体調の確認を行ったと言います。
市と学校は23日、PTA総会で市の学校教育課も同席し保護者への説明と謝罪を行っています。
市は、市立の全ての小中学校に対し、23日付けで、給食配膳時の異物混入が疑われる場合、給食中止を確実に行うよう通知しました。
また近日中に臨時の校長会を開き、異物が混入した疑いがある事例にのっとりシミュレーション研修の実施、再発防止に向けた危機意識を高めるため、各学校で取り組み策をまとめ市教育委員会に報告するよう指示したといいます。