3月26日に一部が崩落した柏崎市の県道はいまだ復旧の見通しが立っていません。高柳地区の拠点施設では客足が遠のくなど影響が出ています。
(リポート)
「こちら柏崎市の中心部へ向かう道路ですが、このように通行止めとなっています。そして、その先の道路は今も崩落したままとなっています」
柏崎市の高柳町 門出の県道。崩落から9日経ったいまも通行止めが続いています。
県道で異変が見つかったのは3月26日。長さ・幅ともに約40メートルにわたって崩れ落ちました。「雪解け水」が道路にしみ出したことが原因とみられています。
崩落の影響で一時、73世帯で断水が起きた高柳町門出。現在は解消していますが、柏崎市の中心街に向かう道が通行止めとなり遠回りを余儀なくされています。こちらの男性は近くの診療所まで自転車で向かおうとしたそうですが…
〈地元の住民〉
「交通止めとあったからダメかと思ってUターンして帰ってきた。看板があるからどかしてまで行けないよね」
こちらは「高柳じょんのび村」。温泉や買い物が楽しめる高柳地区の拠点施設です。崩落した道路を通らずにこれまで通りアクセスできますが利用客が前の年の同じ時期に比べて5割程度減った日もあったといいます。
〈高柳じょんのび村 伊藤美穂さん〉
「中には地域全体が危ないと心配されて行くのを控える人がいて少なからず影響は出ているなと感じます。(道路を)早くつなげてもらって、早く常連さんの顔が見たいなと思っています」
県によりますと復旧のめどはたっていませんが、来週から地質調査を始めるということです。