なので、この
「舞台セット(学習机3セット)」
は、想像以上に・・
大きな問題として僕らに
のしかかってきた。
「(パイプ椅子と机で代用は・・)」
なんて浅はかな言葉が
僕の口から出かかったが・・
それはつまり
この作品の世界観を破壊することに
同意することになり
それ以前に、
そんな軽口を叩いた瞬間・・・
ケイスケからの灼熱の鉄槌が
下ることは明白だった。
カサハラ
「何かいい方法はないものかな・・・」
ケイスケ
「知り合いとかで、こういう学習机もってる人いないですかね?」
カサハラ
「いやいや、そんな人いたらかなり特殊でしょ」
ケイスケ
「じゃあ、近くの学校に机と椅子借りれるか聞きに行ってみますか?」
カサハラ
「いやいや、急に不審な男2人が行って通報されたらいろいろ終わりだよ」
ケイスケ
「知り合いに学校関係者とかいれば可能性あるのかな〜」
カサハラ
「知り合いに学校関係者ね〜・・・ああ”!!!」
ケイスケ
「どうしたんですか?」
カサハラ
「お、俺の弟・・・小学校の先生やってる!!」