【10~15℃】花冷え~涼冷え
ここで聞きなれない「花冷え」と「涼冷え」について軽くふれます。
「熱燗」と同じく温度の低い方にも名前があって、
花冷えは「桜の花が咲くころの寒さ」から約10℃の温度を指します。
涼冷えは「涼やかな冷たさを感じる」程の約15℃の温度を指します。
吟醸酒の繊細な香りや味、質感を味わうのにおすすめの温度。
と言われています。
冷蔵庫基準で置き換えると、
・出して水滴がつき始めるくらいの温度が「花冷え」
・出してから10分程室温に戻した温度が「涼冷え」
さっそくいただきます!
くいっ
・シュワシュワとしたフレッシュ感。
・カルピスソーダのような、甘さ控えめでミルキーな酸味。
・飲んだ後の余韻が残りすぎず、ほど良いキレ味。
【45~50℃】上燗~熱燗
55℃から燗冷ましを想定した「熱燗」です。
この温度は新酒よりも「にごり酒要素」を楽しめました。
・ほんのり米麹の甘さを感じつつも、淡麗辛口のすっきりさ
・乳酸感はカルピスソーダからヤクルトに。輪郭がはっきりした酸味に。酸っぱくはない。
・微炭酸感がより穏やかになって、角なく優しい口当たりに。
・まろやかさも増して飲みやすい。※意外とアルコール臭を強く感じない
※ここでは口の中で広がる含み香を指します
●まとめ
・新酒のフレッシュ感を楽しみたいときは「花冷え~涼冷え」
・にごり酒のまろやかさや味のふくらみを楽しみたいときは「熱燗」
にごり酒、奥が深い。
※今回ご紹介しました「低精白 生もと純米にごり酒」ですが、大変人気で11月20日現在一升瓶が少し残っているくらいとのこと…
こちらから、にごり酒以外の美味しいお酒チェックできます♪
皆さま、言霊って信じますか?
私は文芸部の友人から「温ちゃんの『温』って、ぬる燗の『ぬる』なんだね。明日から『ぬるこ』って呼ぶね!」
と言われ、(20歳超えてから)日本酒が好きになり、好きが高じて、気づいたら商社で日本酒の翻訳を担当していました。
新潟の日本酒について語り、皆さまに「このお酒飲んでみたい」と思われるような記事をお届けします。