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【平野歩夢からのメッセージ②】子どもたちの質問に本音トーク! ケガの怖さからオリンピック後のヘアスタイルまで

インタビュー記事

2025.08.29

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スノーボードとスケートボードでともにオリンピックに出場した新潟県村上市出身の平野歩夢選手が8月、東京で開かれたスケートボードのイベントに参加。トークセッションでは、ケガの怖さとの葛藤や、半年後に迫ったミラノ・コルティナオリンピック後のヘアスタイル、さらには好きなおにぎりの具材まで教えてくれました!子どもたちからの疑問にも笑顔で答えた平野選手のインタビューをたっぷりお見せします!

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【平野歩夢】
新潟県村上市出身。
2014年のソチ、2018年の平昌オリンピックのスノーボード男子ハーフパイプで銀メダルを獲得。
2021年には東京オリンピックにスケートボードの日本代表としても出場。
さらにその半年後には弟の海祝選手とともに出場した冬の北京オリンピックで悲願の金メダルを獲得する“二刀流”の活躍を見せた。
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中学生で意識した「オリンピック」や「メダル」

(子どもたちから)
――小学生の頃、「オリンピック」、「メダル」、「優勝」そのあたり意識はどうですか
最初はあんまり考えてなくて、考えられる歳になって考え始めていったのかなって、今思えば。

何かずっと…「憧れ」っていう意識はあって、自分もそういうところに行きたい、でもそれをずっと考えてやっているわけじゃなく、とにかく目の前の自分のやるべきことを淡々とこなしていくという日々の積み重ねや、色んな大会出て行くうちにちょっとずつ…その視界がオリンピックに近づく。
そういうことによって、自分もちょっとずつ大人になって、それで多分、意識し始めたのは中学生入ってからとか。
でも、大会の映像を見ることが好きだったんで、そういうのを見て選手に憧れを持って、「いつか自分もあそこにたどり着きたいな」というものだけは頭の片隅にずっとありつつやっていたと思うんで、気づいたらすごい近いところまで来て、実際出られて、出てからもっと意識が変わっていった…感じですかね。

「やめない」ことの先に「新しい発見」が

(子どもたちから)
――うまくできなくて、嫌になっちゃう時、どうやって切り替えている?
僕で言うと…技が成功してなくて、「もうやってられない!」みたいな感じなのかな、と想像しながら考えたんですけど。

僕は性格的に、というかタイプ的に、結構負けず嫌いなところが正直あって、参考になるかちょっと分からないんですけど、「できるまでやる」とかかな。

でも、やりたくないこととかの方がどちらかというと気持ち的には強くて。
そういうときに自分を前向きにさせるもの…というか、努力していること…まあ、自分の中では結構、嫌になる日が多いんですけど(笑)
とにかく自分が意識していることは「やめないこと」。

とにかく嫌な状況でもやって、その後、自分の中に何かまた新しい発見が見つかったりすることが、やめないことの先に何かこう…自分に返ってくる。
またそこと向き合うことによって、自分がなんか一歩前に進めたときとかは、やっぱ進んでよかったなと思うし、「あそこでやめなくてよかったな」と思うときも今までもあって、その日々を今まで繰り返してきた。
僕がアドバイスできることで言ったら、とにかくやめずに自分がどこを目指していくかにもよるんですけど。
プロとかを目指していくんであれば、そういう気持ちを持っていないといけないと思うんで、まあ、やっぱり辛いことはいっぱいありますけど頑張ってほしいなと思います。

「お兄ちゃんがいなかったら、続けられなかった」

(子どもたちから)
――挫折や結果が出ず悩んだり、諦めかけたりする時、家族など周りはどんなでしたか?
正直、幼い時から、趣味で…っていうよりはトップを目指してやっているみたいなレベルの量で、スノーボードとかスケートボードに励んでいた部分もあるので、本当にしょっちゅう「やめたいな」って思うことはあって、本当、好きじゃなかったですね、シンプルに。

「いやー本当にやめたい」、「友達と遊びたい」とか、そういう気持ちが強くあって、それで家族にそれこそ相談したりとか、「もうやめる」(って言ったり)みたいな。

でも、そういう時もあったんですけど、兄弟が一緒にスノーボードとかスケートボードやってたので、なかなか「やめる」って言ってやめられる環境でもなかったところはあるんですけど。

お兄ちゃんがいて、自分もお兄ちゃんの背中を見て負けじとついていくみたいなスタンスが僕の場合はあったり、お父さんが、コーチとしてスノーボードのこと一生懸命教えてくれる…そういう熱心なお父さんが目の前にいたりして、なかなかやめるって言って、やめられるような環境ではなかったんですけどね。

兄・英樹さん、平野歩夢さん、弟・海祝さん(左から)

時々お母さんとかには相談して、「本当にやめたい」って(言うと)、お母さんは「やめたら」って言う。全然反対もしないんですけど。

でも、今まで頑張って支えてくれて、自分も子どもながらに罪悪感もあったし…やっぱお兄ちゃんが次の日(練習に)行くってなると、自分もついていくしかない、みたいなことをひたすら繰り返して。
やり続けてるうちに自分もスキルが上がって、成長してくるとともに、ここまでくるとやめられない…なんかそうですね、そういう気持ちはたくさんあったんですけど、なかなか離れられる状況でもなかったな、って。

まあそこは本当、親に感謝している部分でもあって、お兄ちゃんがいなかったら自分も続けられなかったな。
やっぱり周りのサポートはすごい近いところにあって、今思えば(周りのサポートのおかげで)自分は続けてこられたなって、改めて思います。

ケガの怖さとの葛藤も…「乗り越える」か「やめるか」

(子どもたちから)
――スポーツをやっていたらケガする。怖いと思ったことは?どうやって頑張っている?
乗り越えることは本当にきついことだなって、いまだに僕もそれと闘っていて、競技を通してトップを目指すと、「乗り越える」か「やめるか」みたいな、それぐらい極端な気持ちを持ってないと自分も自分を保てない瞬間があって、僕もまだそれと闘っている最中。
今後、競技では、すごい恐怖心とか…そういう「チャレンジすること」は、考えてどうにかなることでもなく、自分が小さな積み重ねを繰り返して、乗り越え続けなきゃ見えてこない世界だったりする。

新しい発想が自分の中になかったら、新しい技が生まれなかったり、そういうことをひたすら考えて、いざ、やるってなるのは本当に…いまだに僕も怖くて。
最初の1回目とかは足震えたり、すごい緊張してたり、それが年を取れば取るほど難しくなったり。
小さい頃はわりと考えずにやれてたんですけど、今の方が怖いですね。

新しい技もどんどん出て、自分もいまだにトップを目指し続けてるんで、そういうことと向き合うのは、楽なことじゃない。
やってみなきゃ分かんないっていう怖さもあるし、やってみて失敗して…自分も過去にケガして、病院生活を送って、スノーボードできない時間が1か月、2か月とか…やって後悔することがあるし。

それって本当に…なんだろうな…だから、何回もやってみることは大事にしてて。
恐怖はつきものなんですけど、本当、辛いですね。
それこそ、命に関わる領域のトリックをやるってなると、いざ雪でやるときとかは、それで実際やって(ケガして)ヘリコプターで運ばれるとかもあるんで、大人になればなるほど怖いなっていうのはありますね。

子供の時にやってた感覚を思い返すと、今の方が全然怖くて、難しくて。
でもそれを乗り越えて自分も次のステップに進まないといけないみたいなものと戦っているので、怖いですけど、ちょっとまだ、自分もそれと闘い中というか。

でも、チャレンジしてできた時は、自分の気持ちとか考えとか自信も出たりとか、いろいろやってみて変わる部分はすごい大きいんですけど、最初はやっぱり…なんでも怖いですね。

ミラノ・コルティナオリンピック後のヘアスタイルは?

(子どもたちから)
――次はどんなヘアスタイルしますか?
オリンピックまではこのヘアスタイルでちょっと貫こうかなと思ってる。
結構この髪もなかなかきついもんなので、本当に苦しいです、長年これを続けていると。特にこの季節とかは(笑)

大変で、常に「バッサリ切りたいな」っていうのはほぼ毎日を思うことで、オリンピック終わったらバッサリ切っちゃおうかな、っていう。
ボウズみたいな感じでさっぱりいこうかなと思っています。

母の「おにぎり」の思い出

(子どもたちから)
――好きなおにぎりの具は何ですか?
いやもう、全部好きですけどね(笑)こだわり…なんだろうな、難しいな(笑)

でもまあ小さい頃は、よく山に行くときにお母さんがおにぎり握ってくれるのを、毎日昼に食べてたので。
大体、昆布かすじこか、たらこか…全部好きですよ。本当になんでも好き。
――最後に、メッセージを
実際にスケートボートに乗って、自分が今伝えられる部分っていうことを一緒になってやる機会を与えてくれた、この経験は、自分の中でも学ぶ機会になって、僕にとってもすごい良い経験。

みんなにとっても、何かスケートボードが…これからもっとやりたいとか、オリンピック出たいとか、それこそ大きな夢とか希望を持ってもらうチャンスにつながればなと僕は思っているので、皆さんも「何か」に向かってこれからも頑張っていってください。
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