そして、攻守交替。
次は後攻のメンバーが
ペアの相手の演技に移る。
そして10分後、演技終了。
同じ流れで、評価タイムに入る。
またそれぞれがペアの相手に
「高評価」を連発する。
「うわぁ、凄いな・・・みんなちゃんと相手の演技を再現できてるんだ・・
やっぱり、そもそものレベルが僕とは違いすぎるんだな・・」
そして、
1グループ目の審査は終了。
続いて2グループ目の
演技審査に入る。
演出家
「じゃあ、次はソコと、ソコと・・ソコのペア、お願いします。」
僕とヒノ君のペアは、
ここでもまだ指名されなかった。
そして2グループ目も
最初にジャンケンを行い・・
先攻と後攻の順番に
10分ずつ演技をしていき・・
演技終了後は、同じ流れで
ペアの相手の演技を評価していく。
そして、その評価はまた一様に、
みな「高評価」なものばかり。
「また、みんな同じような評価ばかりだな・・」
演出家
「残りは4組なので、ここからは“2組ずつ”やってもらいます。」
そう言うと、演出家は2組を指名した。
僕とヒノ君のペアは、
この時点でまだ指名されなかった。
ということは自動的に、
次の最終グループに振り分けられることが確定した。
そして、3グループ目も・・
「演技」→「評価」→「演技」→「評価」
と、同じ手順で審査は行われていく。
そして、またもや同じように・・
それぞれがお互いに与える評価も
「高評価」ばかり。
え?
いやいや、待って・・
これって、みんな自然と・・・・
「返報性の原理」に、引っ張られてない!?