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<19> ~ 自分らしさとは ~ | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2022.09.22

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これまで【完全非公開】だった、私、カサハラケントの俳優人生の裏側を赤裸々につづります。 1月の「俳優・タレントコース」の審査会に挑んだカサハラ青年。その結果次第で「勝負のオーディション」の本番では与えられるパフォーマンス時間に大きく影響するという、とても重要な一戦。しかし、案の定「演技未経験」だったカサハラ青年は60人中58位と撃沈してしまうが・・一緒に音楽コースから移動したマーシーはなんと「3位」。マーシーのポテンシャルに驚愕し、カサハラ青年はさらに落ち込んでしまう。失意のまま補講を受けさせられることになったカサハラ青年であったが、それに追い打ちを掛けるかの如く、補講を担当するのはあの”長髪のいかにも業界人っぽい教務主任”。「もう逃げ出したい・・」そう思うも、なんとか思いとどまり、補講を受けるカサハラ青年であったが、思いのほかちゃんと指導してくれた教務主任に安堵する。そして、すべての準備を整えた、「勝負のオーディション」当日。意を決して会場の「原宿クエストホール」に向かったのだった・・・

前回までのあらすじ



1月の「俳優・タレントコース」の
審査会に挑んだカサハラ青年。


その結果次第で
「勝負のオーディション」の本番では


与えられるパフォーマンス時間に
大きく影響するという、とても重要な一戦。



しかし、案の定「演技未経験」だったカサハラ青年は
60人中58位と撃沈してしまうが・・


一緒に音楽コースから
移動したマーシーはなんと「3位」。


マーシーのポテンシャルに驚愕し、
カサハラ青年はさらに落ち込んでしまう。



失意のまま補講を受けさせられることになった
カサハラ青年であったが、それに追い打ちを掛けるかの如く・・



補講を担当するのはあの
”長髪のいかにも業界人っぽい教務主任”。


「もう逃げ出したい・・」


そう思うも、なんとか思いとどまり、
補講を受けるカサハラ青年であったが、
思いのほかちゃんと指導してくれた教務主任に安堵する。


そして、すべての準備を整えた
「勝負のオーディション」当日。


意を決して会場の
「原宿クエストホール」に向かったのだった・・・



ついに迎えた勝負の日



原宿駅の改札で待ち合わせた
僕とマーシーは、


勝負のオーディション会場
「原宿クエストホール」の前までやってきた。



すでに会場の入り口には、
「俳優・タレントコース」のメンバーがズラリと列になり、
会場が開くのを、今か今かと待っている。



その、ひとり一人は、
まさに「戦」に向かうサムライのよう。



この1年間で光輝くほどに磨き上げてきた
「演技力」や「一発ギャグ」という刀剣を手に、


表情は固く緊張感に包まれながらも、
その目の奥は自信に漲っている・・・


みな、そんな顔つきをしていた。



そんな「俳優・タレントコース」の面々に比べ、
僕の持ち合わせた武器はなんとも脆く・・・



一太刀ですぐに折れてしまいそうな
急ごしらえで作ったボロボロの刃。




見た目も質も、
その違いは歴然である。



でも・・・



「折れること」を
恐れてはいけない。




気持ちで負けるな、俺。

気持ちで折れるな、俺。



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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。