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<73> 第4章「役者修行、免許皆伝?」~ もはや、逆どころではない~ | 新発田出身カサハラケントの 【コラムって何書けばいいんですか?】

カサハラケント

2024.01.11

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『今日から、君の職業は、正式に”役者”だよ』そう言われた、あの日から・・・あの”只者ではない演出家”は、カサハラ青年にとって”社長”となった。そう、ついにカサハラ青年は念願の”芸能事務所”に所属することが出来たのだ。その後、”プロフィール用”の写真を撮影し、事務所からも色々なオーディションにプロフィールを送ってもらい、”人生初めての撮影”も無事に終了。そして、幼馴染の役者”タカモン”からも素晴らしい刺激を受けることができた。するとそんなさなか・・事務所の社長から役者としての幅を広げるよう、”リアル演技”と対極にある”究極の表現演技”を身に着けるため、日本中の小学校を旅回りする劇団への入ることを勧められ、苦手な”歌唱・ダンス”審査に挑戦するのだった・・・

前回までのあらすじ

『今日から、君の職業は、正式に”役者”だよ』


そう言われた、あの日から・・・


あの”只者ではない演出家”は、
カサハラ青年にとって”社長”となった。


そう、ついにカサハラ青年は念願の
”芸能事務所”に所属することが出来たのだ。


その後、
”プロフィール用”の写真を撮影し、

事務所からも色々な
オーディションにプロフィールを送ってもらい、

”人生初めての撮影”も無事に終了。

そして、幼馴染の役者
”タカモン”からも素晴らしい刺激を受けることができた。

するとそんなさなか・・

事務所の社長から役者としての幅を広げるよう、
”リアル演技”と対極にある”究極の表現演技”を身に着けるため、


日本中の小学校を旅回りする劇団へ
入ることを勧められ


苦手な”歌唱・ダンス”審査に
挑戦するのだった・・・

成功体験


おじいさん(審査員)
「では、これからオーディションを始めますね~!」



ゴクリ・・

ついに運命のオーディション
スタートの瞬間がやってきた。


おじいさん(審査員)
「よし、そうだ。じゃあ、さっそく、みんなに歌でも歌ってもらいましょうかね~?」



え・・歌!?


審査内容は、【演技審査】じゃないの・・!?


おじいさん(審査員)
「じゃあ誰からいこうかな~?ねえねえ、誰から最初に見たい?」

小柄な女性(審査員)
「え、あ、そうですね・・じゃあ、最初に会場に来た彼はどうでしょう?」



そういうと小柄な女性は、僕の方を指差した。


は?え?は!?


おじいさん(審査員)
「いいね~!じゃあ、一番最初に来た、やる気のある君!」


カサハラ
「え?あ、はい!」


おじいさん(審査員)
「軽く自己紹介してから、さっそく一曲アカペラで歌ってみて~!」


えぇええええ!?!?


おじいさん(審査員)
「ん?どうしたんだい?」


カサハラ
「あ、い、いえ!はい、カサハラケントです!新潟県出身です!えーっと・・・」


まったくもって
おぼつかない状態のまま自己紹介をすると・・


おじいさん(審査員)
「緊張しているようだね~じゃあ、アカペラで好きな歌を一曲お願いできますか?」


カサハラ
「あ、え、好きな曲・・・えーっと・・」



突如として目の前に現れた
”予想外の展開”


ここでの、”好きな歌”のチョイスが
恐らく僕の運命を決めるかもしれない・・


アカペラで歌うだけならば・・


およそ2年前。

某養成所の入所オーディションの時
僕は福山雅治の楽曲をチョイスし・・


見事に”合格した”
という成功体験がある。


あの時の良いイメージを持って臨めば
も、もしかしたら・・・


おじいさん(審査員)
「じゃあ、何を歌ってくれるかな?」


カサハラ
「えーっと・・・”干拓音頭”を歌って踊ります!」

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カサハラケント
カサハラケント (笠原賢人) 1988年5月17日生まれ 新潟県新発田市(旧紫雲寺町)出身 2011年、大学を卒業後、 役者・絵描き・クリエイター活動を開始。 役者としては、 主に舞台(40本以上)やCM等で活動。 絵描き・クリエイターとしては、 個人や企業・行政から依頼多数。 横浜の商業施設でのグッズ販売に、 ZeppTokyoで開催されたファッションイベントでは 自身作成のロゴがメイン採用。 2019年には、 地元新発田市の図書館で個展も開催。 また、2018年からは 新発田市と共同でプロモーションムービーを制作。 2021年に高校生とともに企画・制作したCMは 「新潟ふるさとCM大賞」で準グランプリを獲得。 その他にも、 舞台やコントライブの脚本や、 人気バンドユニットの小道具制作など 幅広くクリエイター活動を展開。 将来の夢は、 「新発田で映画を撮る」こと。 そして、全国の人に 「新発田」を「しばた」と 読んでもらえるようになること。